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 自分を知ることの大切さ

人はいろんな環境で育ち成長しています。子供の頃はいろんな夢や憧れをもって過ごしていますが、実際にその夢に向かって歩き出す若者はいるようで少ない気がします。
試行錯誤しているうちはまだ良い方です。Aが良いと思いながらBに出会うとBの方が良くなって見える。勿論いろんなことに挑戦することも悪くはありません。正直、私なんか人と接することが好きで迷わずサービス業を選び夢中な日々を送っていました。そんな頃、渋谷の劇団に通い始め舞台に立ったりテレビに出たりと青春を謳歌していましたね。演劇には踊りと歌が不可欠ということで渡辺プロで清水先生に歌のレッスンの手ほどきを受けていました。
上野美術館の地下はダンスのレッスン場でよく通ったものです。若い時って本当に何でもやってしまうような気がしますね。当時アパート暮らしでしたが千葉の叔母に健康管理がなっていないと引き取られるように叔母の家で居候することにもなりました。
イイノホールでの劇団公演に叔母家族が花束を持って応援に来てくれたのが本当に昨日のようです。
しかし、当時の私は俳優になろうとか歌手を目指していたわけでもなくその分欲もそれほど無かったようです。テレビに出たからと、舞台に立ったからとそれが将来の自分の姿では決してなかったことを何かどこかで感じていたのかも知れません。
しかし、どのひとコマでも決しておろそかにしないのは自分の生き方でした。ですからいろんなことを多く学ぶことも出来ました。いくつかの会社を経験し若い時期に制作会社を経営もしてみました。
こんな性格ですから本当に多くの皆さんに可愛がられ仕事も順調にいき自宅兼会社を建設もしました。成功も失敗もあらゆることを経験する中で会得したのが自分を知る力でした。
私はどちらかと言うと参謀役が適任だってことです。上京して縁を頂いたのがまさにそれだったのです。社長の参謀。これはとってもやり甲斐のあるものです。勿論その人物(社長)に惚れこまなければ前に進めるものではありませんが惚れこんだら強いですね。電気工事・設備と職種としては私にはまったく縁遠いものでしたがトコトン改善や発展に寄与できたと自負しています。いくつもの功労賞は私の励みでもありました。
ところがです。そこの経営者であっても二代目ということで本当に自分が何をしなければならないか等の強い意志は伝わって来ません。苦労しました。私が去ることでその大切さに気づいたようですが人間というものは誰もが自分は出来ると錯覚している節があるのです、。
野球が一番説明しやすいですね。投手を夢見ていたのに打者に変更したことで世界一のホームラン王になった話などあまりにも有名です。そこへ導いてくれたコーチは神様以上でしょう。
自分を知ることで方向性が変わってもそれは素晴らしいことだと思った方が賢明です。それにはあらゆる努力という裏付けがあってそこに到達することも忘れてはなりません。

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
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