幸せ探しの部屋

今朝中国在住の日本人のお母様からメールを頂きました。
ご主人のお仕事の関係で家族で長いこと中国で生活しているとのこと。お母様曰く「娘が学校で先生に言われたんです。日本人なんだから何か日本の踊りを踊ってくれないかなって」。文化祭のような行事があるらしくそこで是非となったらしいのです。
ビデオを見て踊れるようになりませんか？とお母様。嬉しい限りです。日本の文化伝統をいろんな形で世界に発信できるなんて舞踊家冥利に尽きると波島は喜んでいました。
今朝は他にも５日の日に４～５人の中国からの観光客が波島教室に日本舞踊を見学に立ち寄るとの連絡。教室は浅草（雷門から３分）だから新しいお稽古場は浅草を楽しむには最高のコースとなりました。　先日のお稽古場披露の甲斐もあってか本当に連絡が多くなりましたね。
中国の生徒さんにそのことを知らせると「波島先生の踊りを観れることは素晴らしいのことです。観光客は幸せですね。私もみんなの前で踊りたい」とメールが届きました。
中国の学校でも日本のそれはとても美しいというイメージが浸透しているのだそうです。中国の生徒さん自身がそう言ってくれるんだからそうなんでしょうね。
中国で踊ってくれるのは日本人のお嬢さんのようですがそこは日本人。きっとゆかたも似合って仲間のみなさんを魅了することでしょう。
この話しをお弟子さんや生徒さんに伝えるとまるで自分のことのように喜んでいました。
日本の踊りは優しい心をも美しく表現できる芸術のなにものでもありません。少しずつ若いみなさんが興味をもってくれることを祈っていましたがここ数日とてもこうしたお問い合わせの多いことに喜んでいます。
中国とのの問題でいろんな出来ごとがありますが波島は「私たちは文化や伝統つまり芸術を通じて仲良くやっていきましょうね」と言ったら中国人学生は本当に嬉しそうに頷いていました。
日本が素晴らしい国だと知っていろいろ学びたいと頑張っている中国の若者たちをもっともっと応援しなければと思いますと。
本当に心と心が通じたならどんな笑顔が飛び交うのかこうした若者から学ばなければなりませんね。
暑い夏が過ぎ素敵な秋の訪れのような気がした一日でした。

■　人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
■　【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。（毎日掲載しています）