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 勢いで勝負は判る

楽しみにしていたクライマックファイナルステージ。 セリーグはジャイアンツの抵抗空しく中日ドラゴンズの完全優勝に終わった。 ジャイアンツのフアンとしてはさすがに淋しい気持ちだが今回だけは負けるべくして負けたと脱帽だ。
確かに阪神には逆転という結果が後押ししてくれたが今年のジィアンツの投手陣にはペナントレース同様勢いが感じられなかった。 春のキャンプなどでは内海が投手陣の要だとか騒いでいたが期待外れ!シリーズを迎える前に先発と期待されていた山口を昨年同様に使用方法の変更を余儀なくされた。ああ!今年は駄目かも・・・・
ある種そんな穿った見方をしてしまったのだ。 それでも開幕から爽やかな青年(松本)が打ちまくり走りまくってなんとか期待をさせたがそれも怪我で静養。その不安は最後に的中してしまった。
勝負が着いたから言っているのではない。 サッカーでも大相撲でも、また今回の世界選手権での個人総合の連覇を果たした体操の内村選手にしても強いときには必ずと言っていい勢いがある。
これは職場や営業マンにも同じことが言える。華やかなタレントの世界でもまったく同じなのだ。勢いのある者は普通賭けごとやスキャンダルには顔も出さない。そうした勢いは確かに地道な猛練習に裏付けされて出てくるものでもあるが全て人間のやることだ。
物事がとんとん拍子に進んでいるときの人間の対処の仕方も同じこと。ではジャイアンツはどこか調子に乗っていたんだろうか?いろいろ考えてみた。この試合には絶対負けられない。このゲームを落としたら後がないというような戦い方は何もジャイアンツに限ったことではないはず。
なかなか口で表現するのは難しいが分析するともっとふてぶてしく堂々と落ち着いて戦う気持ちが欠けていたのではないかと思う。口で開き直るのではなくマウンドで、バッターボックスで燃えるような気がいを感じないのだから勢いなど醸し出せるはずもない。
俺に任せろ!そんな姿も感じない。勢いは心の置きどころをしっかり持っていたらきっと出せるものだと思う。考えても仕方ない。考えても仕方ないなら考えることは止めよう!
今まで練習してきた自分を信じて体当たりすれば良いのだ。三振になっても悔しさが伝わって来ない。四球を出しても何くそが感じられない。これは人生でも同じことが言える。諦めているとは言わないが観衆にその悔しさが伝わらないのではムードを保つなんて所詮無理な話だ。
平静を装うことと戦う気概を出せないのは意味が違う。勢いがこれほど大事なんだとつくづく感じた勝負だった。どんなスポーツもどこにその勢いを感じられるか見抜いたら勝負は見えるような気がする。

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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