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 適齢期 7

適齢期って年齢ではありません。それなら16歳17歳でも適齢期なのかと聞いてくる人がいると思います。ごくわずかですがそういう人もいるかも知れませんね。若いというだけで駄目だと決めつけることも出来ないのは事実ですがでもそれは本当に稀な例です。
その人の生まれた環境や育った経緯等がすべて合致し結婚に向いていた状況だったのだと思います。
子供を愛することができ、相手を思いやることにも優れておりその優しさで夫婦力を合わせ幸せに暮らしているカップルも知っています。ですから娘さんが20歳のときに母は36歳だなんてまるで姉妹のような母娘。だから自分もなんて思ってはいけません。社会に出ても働く環境と闘わなくてはいけません。両親の育児協力も時には必要だったでしょう。知らないことが多すぎて頑張り通した若い夫婦。
二人力を合わせると言いますが、まだ遊びたい盛りの年代です。自分には自分の歩き方があって決して真似をする必要はありません。憧れの人と一緒になりたい願望があるのなら、それにふさわしい人間になることが一番先にやらなければならないことです。

私の知っている芸能プロダクションのマネージャーが念願の女性歌手と結婚しました。彼は言っていました。「彼女と結婚したいと思ったら、まずその会社に入らなければ彼女との出会いはない。どうしても彼女は憧れでしたので・・・」と。すごい実行力のある人と驚いたことを覚えています。そして7年後二人は結婚しました。それはそれは誠実なマネージャーぶりでしたよ。こんなケースもあるんだな~・・・。彼らにはその時が適齢期だったのです。
そうかと思うと有名な人気歌手のマネージャーが同じように念願叶って結婚しました。最初は本当に優しかったんでしょうね!良いマネージャーに見えたんでしょうね!気の毒なことに結婚の結末は悲惨な出来事ばかりでした。彼は大きな勘違いをしていました。彼の行動で彼女は歌手生命を断たれるほどの苦境に立ったのです。結局離婚しましたが、こういう例は珍しくありません。
相手を選ぶということはそれほど難しいのです。ときどき同じ表現を繰り返しますが、大物歌手とて所詮人間です。甘い言葉と深い関係は全てを破壊してしまうことをその時は気づかなかったわけですから。
もう一つの芸能界の事例ですが、プロダクションが社を上げて期待していた新人歌手についてです。NHKの音楽番組で優勝し、デビュー曲にも恵まれ素晴らしいスタートを切った女性歌手は私もフアンの一人として応援していました。全国へのキャンペーンは事務所の力もあってとても順調で少しずつその知名度を高めていきました。
ところがここでも大きな落とし穴が待っていたのです。男です。約束の放送局の仕事をすっぽかし彼女は付き合っていた男性の元へ走りました。この騒ぎは大変な事態へと発展、彼女は自宅謹慎で故郷へ帰され、芸能界では完全に干された状態に陥ったのです。死ぬほど好きな「唄う仕事」は剥奪され信用も失うことに。
それから2年ほどして会社の社長の力で彼女は再びステージに立つことが出来ました。                                                        (つづく)

 人名、会社名等(著名人は除く)は全て仮名にさせて頂いておりますが
   内容は全て実体験であり本当にあったお話です。

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岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
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