2ntブログ

 偉大な記録に挑戦

さあ!いよいよ大相撲九州場所が始まった。 あっと言うまに記録は阻止されるのか、それとも69連勝どころか千秋楽を迎えたら77連勝なるとんでもない記録が達成されるのか実に楽しみな場所となった。
日本人より日本人らしいと言われる所以がその達成ではっきり日本の若者にも知れ渡ることだろう。そういう意味ではこんな世の中だから是非達成を見たいものだ。
7日目が69連勝と並び中日が新記録となる。そこで取り組み表に注目がいくところだが、中には7日目に大関を対戦させようとか新記録にはもっと大変な苦手役力士をなどと噂されていた。が、つい2~3日前に貴乃花審判部長が「従来通り」と明言された。
確かに強いイメージを更に高めたいのは分からないでもないが通常通りが大切だと思う。平幕であろうがどんな位置にいても横綱と対戦できる力士の奮起をみたいだけだ。ここで思い知らせるくらいの意地を各力士は見せるべきであろう。
プロ野球など記録が決まりそうになると敬遠をしたりと相当えげつない手法を見ることがあるが、現役時代の長嶋や王選手の実力はやはりそんなものではなかった。
本当に力のある選手は美しくも見える。 今回の横綱白鵬があの暗い大相撲のイメージを名古屋の優勝からひっくり返した感がある。
しかもその心根が凄い。国技、特に日本の国技である大相撲は「心・技・体」と言われている中であまりにも軽く暗いイメージが着きすぎてその人気にも大きな陰りを余儀なくされていた。
69連勝69連勝と言っても何のことかすら分からない若者も多いだろう・・・!勿論私だって記録保持者である双葉山は見たこともない。当然伝記で知っているだけだ。 ただ、当時の69連勝という記録は年2場所しか開催されなかったそうだから1年間勝ち続けても30勝にしかならない。つまり69連勝するには2年と9日かかるわけだ。
ところが現在の本場所は年6場所だから年間全て勝利すれば90連勝となる訳だ。よく年間最多勝で85勝とか言うがそれは年間5敗は出来てこの数字だ。これが年2場所で年間5敗すれば25勝にしかならない。
要するに年齢的な面、体調維持管理全てにおいて違うのだ。現在の場所数の方で強いと言われるのか年2場所しかない中で69連勝した内容が評価できるなどまったく比べられない。しかし、今までにその記録を敗れなかったのだからやはり双葉山の成績は素晴らしいものなんだと思う。日本人でないのが少し残念ではあるが、今度は立派な横綱白鵬を目標に日本人力士も奮起し国技を盛り上げて頂きたい。

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
プロフィール

岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
チーフ・プロデューサー
演出家

最新記事
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード