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 楽しめた九州場所

「大相撲九州場所」千秋楽の本割で豊ノ島・白鵬ともに勝って1敗を守った。久し振りに日本人力士の優勝を見ることができるかと期待が高まる中、平幕と横綱の優勝決定戦は始まった。
野球賭博問題で大荒れに荒れた相撲界。フアンも相当離れたというが名古屋場所の涙の優勝から一人横綱白鵬は日本人力士よりも日本の国技を守ってくれた。
知らない人が殆どの名横綱双葉山に追い越せとばかりその報道も過熱していった。九州で取組表が通常と変わらないと聞いたとき、これは白鵬の新記録は達成されるだろうと思った一人だ。
子供の頃から大の相撲フアンだっただけにその面白さに拍手したいくらいだった。不思議な現象と言ったら失礼だがそこに魁皇関が加わったのだからたまらない。来年の九州場所までは無理だろうからと思っただけに最後の優勝争いまで加わって欲しかった。しかし、良くやったと言いたい。
2日目に69連勝への道を閉ざした稀勢の里にも大いに期待したのだがやはり崩れた。先日行われたボクシングの長谷川選手の戦いぶりを見ているとまだまだ日本人力士にその気慨や執念が見られないのが残念だ。
豊ノ島はまもなく結婚が控えているのだという。彼は例の野球賭博事件に関与したとして十両にまで落ちた。この活躍に昨日今日と両親やフィアンセも会場に応援で駆けつけていたようだが、人間と言うものは本気でやるんだと決めたら結構出来るもんだ。つまり、いかに精神力が大切か絵に描いたような九州場所だった。
相撲界を救った白鵬は勿論のこと九州場所で日本人力士の活躍をみてもう少しだ頑張れ!そう感じずにはいられなかった。豊ノ島自身も自力で野球賭博を払拭したのだからやれば出来るんだ。
精神的と言えば69連勝を目指した白鵬が2日目で敗れ、あの大横綱双葉山も記録が途切れてからはバタバタっと連敗が続いたことを考えれば白鵬という男は本当に素晴らしいと思う。
昨年年間勝利が86勝でその強さに驚いたがなんと今年も86勝に到達したのだ。これは年間4回しか負けていないとんでもない数字だ。今の精神力がある限り来年こそ双葉山を超える日を迎えるんではないだろうか。
双葉山関には並べなかったけど、双葉山を知らない人も知ってくれた。知っている人は更にその興奮を味わって頂けたのではないかと優勝インタビューで語っていた。
白鵬の強さはその優しさや謙虚さ、つまり強いだけではなく「心技体」そのものを追い求めている大横綱になっていくようで楽しみだ。「今はゆっくり休んで美味しい物を食べたい」、本音だろう!昨晩は我が家でもちゃんこ鍋だった。久し振りに楽しませてくれてありがとう。

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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