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 今年の漢字一文字に思う

昨日たまたま京都の清水寺の舞台を背景にお芝居の台本を書いていたらなんと漢字一文字は清水寺で発表されていた。「暑」だった!本当に今年は今までに経験したことが無いほど「夏」が長かった。猛暑が秋という季節を焼き消してしまったほどの毎日。
特に農家の皆さんにとっては思い出したくもない暑さだっただろうと思う。自然の力にはどんなに科学が進んでもまだまだ逆らうことは出来ない。あの素晴らしい自慢のこしひかりでさえ殆ど2等級になってしまったのだ。
私は夏男だから暑い方が好きなんだが生活を狂わすほどの暑さは要らない。
時期が来て今年の世相を表す漢字一文字はと考えたとき「猛暑」の猛と考えたが外れた。農作物どころかあの美しい紅葉も天候の影響で今年は見ることが出来るんだろうかと少し心配だったが自然の生きものは決して負けていなかった。美しいライトアップはテレビからだが美しく綺麗に楽しませてくれたのだ。
いろんなことの多かった今年もあと数日で幕を閉じる。今年は少し遅めのカレンダー購入に銀座の文房具店に出かけたが年末ジャンボ売り場といい、なんだか忙しそうな街の様子はやっぱり年の瀬を感じさせる。
終わり良ければと言うから最後の最後まで心豊かに楽しく過ごしたいものだ。きっと良いことがあるだろうと思えば楽しい。
猛暑は過ぎたがこれからはますます心熱くいようかとほくそ笑んでいる自分がおかしい。
人それぞれ1年の過ごし方が違うだろうがそう考えると結構今年1年を振り返るのも楽しい。
私の1年は「穏」と執ってみた。特に多くの若者たちと接する機会に恵まれ、その一人一人の素晴らしさに心癒され例年になく忙しかったはずなのに不思議なくらい穏やかな気持ちで生活できたからだ。
人との触れ合いは年令に関係なく素晴らしいことが多い。
新しい手帳の見開きに大きく「夢」と書いたのもそうしたみなさんのお陰だと思っている。
米国の詩人:サミュエル・ウーマンの言葉に
青春とはある時期をいうのではなく
心のありかたを言う
人間は年令を重ねたときに
老いるのではなく
理想をなくしたときに老いるのだ
とある。青春時代はとうに過ぎたがそうした若者のおかげでまだまだ青春させて頂いていることは嬉しいかぎりだ。しかも穏やかに過ごせるのだから幸せ者だ。

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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岡部俊雄

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