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 真剣勝負の凄さ

考えてみるとあと2週間少しで「新春箱根駅伝」なんですね!1月2日3日と選ばれた精鋭たちが競うこの競技には毎年すっかり虜になって興奮しています。
私も学生時代は走ることが大好きでこの競技が始まるとまだ自分が走れるかの錯覚に陥ります。高校に入学した当時あまりにも体が小さく、少し強くなりたいという一心で柔道部入部を希望しました。
道場に行く途中に器械体操をやっている講堂(体育館)を通らないと柔道部には行けません。途中で練習している体操部のそれはまるでサーカスのようで少し立ち止まって見ていたのが運のつき。
「体操部に入らないか?」近所の先輩の強引な誘いに騙されて3日間ほど試してみることにしました。まさに運のつきです。身長も無かったので体操にはもってこいの体型でしたがいかんせん前回り(前転)をするだけで目が廻る素人。騙され騙され苦労しましたね。なんと言っても同級生は中学のときから体操部。
それでも先輩はこう励ましてくれたのです。中学と違って高校での体操は器械体操が多い。従って耐久に強くなれば心配ないとこう言われたのです。信じましたね。うさぎ飛び、腹筋、縄跳び、その場飛び、クライミングロープ等々どれもこれも地獄でした。握力や脚力が付いたと感じたのは2年生になってからです。
2年生での握力は両方とも75を超えていました。肺活量は同級生の体育部所属の者より1000も多くなっていました。従って鉄棒・平行棒・吊り輪と技もどんどん吸収していったのです。
2年生の春の校内マラソンでは700名ほど走った中で17位でゴール。長距離ばかりでなくいつの間にか短距離まで力をつけていました。
あれから40年という言葉がありますが人一倍健康で元気でいられる基礎はその辺で出か上がったようです。
社会人になって昔取った杵柄を使えないのが体操競技でしょう。それでも40歳半ばまではバック転や宙返りをしましたがそれはそのひとつの技だけならです。つまりバレーやテニスのようには楽しめないのが体操なんですね。
ま、それでも他人(ひと)の経験できない様々な体験や出会いは体操をやっていたからこそというのもありましたね。どんなスポーツでも基本は走ることが一番大事。足腰がしっかりしている野球でのピッチャーは凄い結果を出します。走ることくらい簡単に出来そうでなかなか続かないんだな~。
体操の練習も勿論ハードです。試合ではたった1分11秒くらいの競技なのに1日5時間も練習しているときよりその1分は疲れるのです。この全神経を集中できる凄さはやった者にしか分かりませんが、それが駅伝ではその真剣勝負に10kmとかに全精力を使うんだから凄い。
私が釘づけになる気持ちお分かりですか?!青春の凄さ素晴らしさはそこにあるんだね!

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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岡部俊雄

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