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 あの娘と野菊と渡し舟

久し振りに心に沁みる唄を聴いた ♬
私は昭和の演歌全盛時に育ったようなものだから「演歌(歌謡曲)」は肌に合う。
今回は氷川きよしの「あの娘と野菊と渡し舟」のタイトルだけを見てレコード店に飛び込んだ。箱根八里の半次郎から何年経っただろうか?出す曲出す曲がヒットを重ね、今や歌謡会の王子様だ。
ご婦人たちが騒ぐのも分かるような気がする。歯切れと若さ!勢いで来た彼も堂々と歌謡界を背負えるまでになったが、途中その勢いにリズムものを発表。演歌の良さを求めていた私にとっては少し疎遠になる。
3年ほど前だろうか?「玄海船歌」が出たときはⅠ日で覚えてしまった。いい歌だ!これを待っていたんだ!なのにそれほどヒットもしなかった。やっぱり時代なんだろうか・・・?
それからしばらくそうした作品は影を潜め,きゃーきゃーと騒ぐご婦人の応援を得ながらやっぱりリズムもの。
昔、橋幸夫が大変な人気を得た時代があった。氷川きよしと同じように出す曲出す曲全てヒット。
あの頃橋幸夫のフアンはB面まで全て知っていただろう。演歌(歌謡曲)が時代を作った全盛期だ。
今回の「あの娘と野菊と渡し舟」はそうした懐かしさの集大成のようなものを感じてならない。

忘れないでと 小指をからめ
見送ってくれた 船着場
あんな田舎の 小さな町で
別れて何年たったろか・・・
懐かしいなア・・・ 遠くなるほど 初恋の
あの娘と野菊と渡し舟

どこか郷愁演歌のようで股旅調でこれぞ私が待っていた作品だった。不思議ですね、何回聴いても飽きないのだ。それどころかどこか癒される。
様々に作品内容が変わった歌の世界にあってこれぞ日本の歌、心の歌だろう。
「こんな時代に戻れたら・・・」、この作品にはそんな気持ちを与えてくれる。どんな作品でも作り手の心、伝える人間(歌手)がひとつになったとき心を奪われるものだ。
韓国ドラマが受けているのは日本人が忘れかけている日本の心みたいなものを表現しているからではないだろうか?せちがらい世の中になったと感じている昭和の人たち。大切なものって伝えられるんじゃないだろうか?タイトルだけできっと良い作品だと感じ購入した「あの娘と野菊と渡し舟」。
帰りたいな~もう一度!夢でいいから・・・ この曲調を是非聴いてみて欲しい。ギターの音もその効果を更に引き立てている。日本人なんだな~

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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岡部俊雄

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