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 「てっぱん」NHK朝ドラにありがとう!

NHK連続テレビ小説「てっぱん」21話ひまわり
このドラマのクライマックスと言ってもいい場面が18日に放送された。ぬぐうこともなく流す涙はきっと私だけではなかっただろう!
ドラマのテーマは「明るい心のありがとう」ではないだろうか? そう思ってスタート以来1回も欠かさず見てきた。
脚本が素晴らしい!キャスティングが素晴らしい・・・と昨年どこかで綴ったが、私は作者を称えたいと思う。さりげない普段の生活の中にも、人はそれぞれいろんな運命を背負って生きている。思うようにならないからと簡単に刃物を振りかざす昨今にあって、人の心の温かさがたくさん詰まった作品だ。
そして毎日流れてくるてっぱんの主題歌がここで使われたのだ!生みの親と育ての親、それを取り巻く家族や隣人。運命とも言える出会いの中で主人公あかりは橘(たちばな)の演奏するトランペットを聴くことになり、父親とは知らずに興味をもった。
しかし、祖母初音から電話を受けて尾道からやって来た両親たちの不可解な行動に異変を感じる。すごそばに名乗らない父がいて、どうなるのだろうと心配ばかりの私!
結局祖母初音の心配りで父(橘)がもう一度「おのみっちゃん」にやって来たのだ。父と名乗るんだろうか?お父さん・・・と呼べるんだろうか?
しかし、東京へ帰るという橘に「忘れ物がある」と言われ、あかりのお好み焼きを口にする。橘の心を思うそのときからもう涙を抑えることは出来なくなっていた。娘のことを女将さんと言い、父親のことをお客さんと言って父娘は別れた。その会話を薄い壁(板)越しに聴いていた家族たち。感極まって飛び出す育ての父(錠)は外で橘を待った。
「あかりをありがとう」と膝まづく父(錠)。全てを知りあかりは部屋に戻ろうと奥に入る。言葉にならない家族たちにあかりが一生懸命「ありがとう」を繰り返す。何も言わずあかりを抱きしめる祖母の心が私の胸を突き刺す・・・!
ありがとう・・・!なんて素晴らしい言葉なんだろう!こんな感謝の出来る子に育てた尾道の両親を演じた安田成美と遠藤憲一に心からありがとうと言いたい。
時代とともに人の心がどんどん稀薄になっていく昨今にあって、人の心をもて遊ぶ番組が多い中にあって、さすがNHKだと思う。まもなくこの番組も終わろうとしているが、この半年間心を洗われるような優しい気持ちでいれたことに出演者・また関わった多くのスタッフのみなさんに心から感謝を申し上げます。
ありがとう!

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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