幸せ探しの部屋

特に北国のみなさんにとって、それは３月と聞いただけで表現できないほど待ちに待った季節なんですね。私が豪雪地帯で育っただけにとってもよく分かります。
子供ながらに「弥生」ということばも喜びとともに知っていました。歴史のある家だったせいか雛飾りも十段飾りで高さは大人の背丈もある立派なものでした。田舎の家はどこの家も広い部屋がいくつもあり、それぞれに豪華だったことを覚えています。

あかりをつけましょ　ぼんぼろりに　　　お内裏様と　おひな様
お花をあげましょ　桃の花　　　　　　　二人ならんで　すまし顔
五人ばやしの　笛太鼓　　　　　　　　　お嫁にいらした　姉さまに
今日は楽しい　ひな祭り　　　　　　　　よく似た官女の　白い顔

金のびょうぶに　うつる灯を　　　　　　着物をきかえて　帯しめて
かすかにゆする　春の風　　　　　　　　今日はわたしも　晴れ姿
すこし白酒　めされたか　　　　　　　　春のやよいの　このよき日
あかいお顔の　右大臣　　　　　　　　　なによりうれしい　ひな祭り

あまりにも有名なこの作品（うれしいひな祭り）ですから、日本人なら勿論このメロディを聴かない人はいないはずです。どうしてこんなにも素晴らしい詩をつくれるんだろう！？
この作品を聴いてから作者のサトウハチロー先生の大フアンになったのです。
私が成人式を過ぎて２～３年した頃だったと思います。本屋で見つけた一冊の本（大人の童話集）に心を奪われてしまいました。
童話作家・立原えりかさんのファンタジーランドから「終わらない祭り」より、「花かんざし」に出会いました。残念ながら現在は廃版になりどの本屋さんにもありません。
ひな祭りをお祝いして、明日から２回に渡って「花かんざし」を紹介したいと思います。こんなに素晴らしい作品があったのか？ときっと心洗われることと思います。日本のことばのもつ美しさを感じ、その温もりとともに優しい気持ちになって頂けたら嬉しいですね！
明日(2日）と明後日(3日）を是非お楽しみに！　花かんざし乞うご期待！

■　ありがとう！感謝の心こそ幸せになれる秘訣です。素晴らしい人生を！
■　優しさや笑顔に触れて温かい気持ちになれるように、あなたの真心で！
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