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  震災を「天の恵み」発言 !

大阪府議長・長田義明氏の失言が波紋を呼んでいる。
今朝の新聞にこんな悲しい記事が載っていた。『大阪府議会の長田義明議長(76)が、東日本大震災で大阪湾岸部の府咲洲庁舎に壁面損傷が出たことに関連し、「(震災は)天の恵み」「起きて良かった」などと発言していることが21日、明らかになった。こう報じられていた。
翻意は他にあったようで「言葉を探しながら話したつもりでしたが、言葉の選び方がまずかった。被災地の方々におわびしたい」と謝罪した。』
失言?こんな人物が行政に関わっているかと思うと本当に嘆かわしくなってしまう。被災者の心を逆なでするどころか国民感情からしても決して許せることではない。
これはつまり、日頃から心の置きどころが横柄だからだ。昨今の政治家にも言えることだが、最近の政治家は口を揃えて「国民のため」「国民のため」と言葉に出して訴えている。
国民のためにやっているんだ・・・などと得意気に言う内容ではない。以前、職業と聖職について語ったことがある。政治家はまさに聖職なのだ。人のために尽くす最たるものでまさに心で行動すべき立場でなければならない。
私は仕事がらよく日本舞踊の波島陽子先生を引き合いに出すことが多いが、先生の心はまさに聖職そのもののような気がしてならない。
昨日、生徒さんから「長襦袢を通信販売で買ったんですが、30,000円もしました。こんなに高いんですか?」とメールが届きました。波島教室の生徒さんはその殆んどが若く、従来の日舞の世界(しきたり)ではとってもお稽古出来ない年齢層です。
お稽古代金にしても、衣装やお稽古着等にしても、出来るだけお金をかけさせないようにしています。
私も日舞の世界については知っている方ですが、衣装を斡旋したり、振付けをしたり、発表会だと言ってはその都度お金がかかってしまいます。本当はそれが現実なんです。
しかし、波島先生はお稽古時間もその殆んどを生徒さんが通いやすいことを最優先して対応しています。本来は先生の予定に合わせてお稽古を組むものですがその反対です。生徒さんがどんどん増えていくのが分かりますね!
中には先生の心に気づいていない生徒さんもいるかも知れませんが、生徒さんよりも頭を低く生徒さんの成長を夢見て指導している姿は感銘すら受けます。その優しさが生徒に当たり前になってしまうことは恐れます。
生徒さんは生徒で、その師の姿を鏡とし成長して欲しいと願っています。
私がよく「おもてなしの心」と言いますが、波島教室の生徒さんの殆んどがしっかりとその心を受け継いでいることと、そうした心を持った生徒さんが多く集まってくることに「あぁ~!素晴らしい教室だな~」と感じています。
心の持ち方は決して相手を傷つけたりはしません。これは日頃の積み重ねから来ることと謙虚な心なくしてそうした優しさにはめぐり合えないのです。
高いか安いか分からない長襦袢、先生は親切に対応することでしょう!本当は購入する前に先生に相談すれば良かったのにとは思いますが、着物関係は生徒さんが思っているほど安い世界ではないんですね!
「本物を買う前に、お稽古の段階はその段階に合わせて揃えたらいいですよ!」先生はそう言うに違いありません。
政治家もその姿勢を見習ってほしいものです。

 ありがとう!感謝の心こそ幸せになれる秘訣です。素晴らしい人生を!
 優しさや笑顔に触れて温かい気持ちになれるように、あなたの真心で!
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