2ntブログ

 波島陽子的な心 1

「波島陽子的心」中国語で書くとこのようになるらしいが、舞踊教室に通って来ている中国からの留学生がこんなことを教えてくれました。
世界にある素晴らしい幸福が4つあるとのこと!このどれひとつを手に入れることが出来ても人は幸せになれるのだそうだ。
まず1つ目は「イギリスの庭」とのこと。2つ目は「中国の食」、3つ目は「フランスのワイン」、4つ目が「日本の女性」と言っていた。留学生の彼女が日本舞踊を習いたいと思った動機がここにあるらしい!
つまり、日本の女性の美しさは世界どの国ともその比ではないとのこと。立ち居振る舞いやしぐさ、確かに私たち日本人が見てもそう思いますね。
どんなに着飾ってもそう見えない人も居ることは事実です。よくおしとやかとか言いますが、これは日本人特有の優しさが心の中から溢れ出ることを意味しているのではないでしょうか?
あえて波島陽子的心と表現しましたが、実際に先生のお稽古場の方針や生徒さんへの対応を見ていると少しはがゆくさえなるほど徹底していますね!
今回(今秋)生徒さんの発表会(勉強会)を開催するに当たってこれほど強く感じたことはありません。
私もイベント(舞台もの)を沢山仕切って参りましたが、特に日本舞踊はお金がかかるので有名です。従って若いみなさんはなかなかこの世界に入り込めないのが実情です。
普通のお稽古場は1回30分が常道です。ところが波島先生はそれでは遠くから通われる皆さんが可愛そうだと、この教室では一般より約倍の50分のお稽古となります。
勿論お稽古というのは生徒が先生のスケジュールに合わせるのが常識と言われています。ところがここでもそれは全く逆なのです。生徒さんの都合が最優先のスケジュールが組まれています。
仕事の関係で突然来れなくなれば他の日に予定変更するというとても考えられないこの世界では画期的なものです。勿論、指導方法は見ていたら一目瞭然ですが実に丁寧で優しさがにじみ出た教え方なんです。
お弟子さんに対しては多少厳しさはありますがそれでも考えられない優しい心で接していますね!
舞台という目標や発表の場というのは例えて言うなら高校生の野球部に見るような甲子園です。
これがあって初めてお稽古の熱も高まります。ところが最初に戻りますが、この発表会というのは実にお金がかかる仕組みになっています。
ちょっと考えただけでもおわかりのように、まず会場費、照明、音響、着付師、顔師、かつら、衣装、小道具、印刷物、招待客、食事、そして極めつけがそれぞれのスタッフへの心付けです。
さあ!これで一体どのくらいになるんでしょう!今回はかつらは原則として「ゆかたざらい」方式で開催しますので付けませんが、発表会のために作品の振付作業が加わって来ます。
この振付料金って本来は大変な金額になります。すると最低でも10万円下では出来なくなってしまいます。
ここで波島先生の思いを実行しようというのです。今回の会場がお料理屋さんということもあって豪華な食事が付いてそれでも総額2万円はしないのだから驚き。私に言わせたらここまでくればもう立派な慈善事業ですね。
人(生徒さん)が喜んでも自分が困れば大変でしょう・・・といつも気がきではありません。
先生は、そうでもしなければ若い皆さんはこうした日本文化を堪能することは出来ないというのです。一人でも多くの若者に日本の伝統文化に触れてもらいたい。これが先生のコンセプトではありますが凄い人です。

 ありがとう!感謝の心こそ幸せになれる秘訣です。素晴らしい人生を!
 優しさや笑顔に触れて温かい気持ちになれるように、あなたの真心で!
 ご感想は shiawasekazokuyt@nifty.com まで
プロフィール

岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
チーフ・プロデューサー
演出家

最新記事
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード