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 父の命日

来月6月の29日は私の父の命日です。「昭和43年6月29日」交通事故で即死でした。まだ53歳と若い命が一瞬のうちに奪われてしまいました。
今考えたらそれだけ母も若かったわけで、その悲しみは相当大きかったでしょう。国道ではあっても田舎道だからそんなに交通量も多くないときだっただけに、そう思うと残念で仕方ありません。
あれからもう43年が経ちましたが全てに早かったですね。それこそ母は若くして未亡人。3人の子供を育てることを張りあいにその後頑張ってくれました。
花が好きな父も忙しい仕事に追われ祖父のように花は育てられませんでしたが、家の周りは牡丹・藤の花・つつじ・紫陽花・そして夏にはあやめやダリアでいっぱいだったことを思い出します。
私が花が大好きなのも分かるような気がします。夏男だからじゃないでしょうが私が大好きな花はひまわりでした。勿論庭には私より背の高いひまわりもいっぱい!今でもひまわりが一番好きかも知れません。
ひまわりがどんな花かはおわかりのようにこのひまわりにどんなに助けられて来たか知れません。
自作のお話で息子にひまわりの話を語ってあげたことを思い出します。それはいつも自分の背中を自分で押していたのかもと思うことしばしばです。
灼熱の太陽に負けず凛として立つ姿や容姿はずっと私を勇気づけ、励ましてくれていたようにも思います。
情熱的で人を愛することも一生懸命な性格、相手をいたわることの大切さなどそうした環境が自分を育ててくれたのかな!そんなことを思うこともありました。
人はどんな環境でどんな影響を受けて成長するかは大きな問題です。花は女性に似てか弱く優しく接しないとどうしても綺麗に咲いてくれません。
花を育てられるような人間になりたいと思えたのは社会に出てからでした。花に興味があり、花が好きだという縁でいろんな人とも出会えました。
上京してからも縁側のあるお家でご年配の方に可愛がって頂いた思い出など本当にたくさんあります。
もうその方たちはみんな天国に逝ってしまいました。
散歩しながらも、街で見かける花屋さんでも、なぜか足を止めて花を見つめます。その時期その時期で花もいろんな顔を見せてくれるからです。
大好きな人と一緒に花屋を覗くなんてたまりませんね。一緒にいる瞬間を季節の花たちは優しいまなざしで見守ってくれているように思えるのです。特に都会の花屋さんはおしゃれですから余計楽しいんでしょうね。
皆さんも経験あると思いますが、店頭で綺麗だと思って買って帰っても、短期間でしおれたりすることありませんか?思いますよそんなとき、花って本当にデリケートなんだなって!それも美しければ美しいほど!不思議ですね!
心をこめて優しく声をかけれるようになって一人前ですか!
勿論命日には切り花ですが、父に喜んでもらえるよう供えたいと思います。

 ありがとう!感謝の心こそ幸せになれる秘訣です。素晴らしい人生を!
 優しさや笑顔に触れて温かい気持ちになれるように、あなたの真心で!
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岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
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