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 無知からの脱出 2

極端な例かもしれませんが、貧しくとも笑顔の家庭はやっぱり円満です。そこには労わりや優しさが満ち溢れているからです。「ただいま~」が言え、「ありがとう!」の感謝の中で生活できている家庭をいっぱい知っていますが、明るい家庭とはそういうことです。
積極的に相手にペラペラとアタックできる人を羨ましく思う必要は決してありません。特例は別として、安易に自己主張を繰り返せる話のうまい人物は要注意としてください。勿論そういう人は楽しい部分もあるかも知れません。私が言いたいのは誠意や人間味に触れなければ本当の姿には会えないということです。
よくお見合いで、「趣味は何ですか?」とか、「スポーツは何が得意ですか?」等の質問をしますが、それで分かるんでしょうか?「料理が得意です」が分かれば嬉しいのは事実です。でもそれだけで生活する訳ではありません。要は心を見たいのです。心を見なければ分からない筈です。
私は20代前半の頃に素敵な女性の心を踏みにじってしまったような経験談を披露しました。とっても可愛いく美人でしたし、優しい女性でしたから結婚していたら幸せになっていたかも知れません。しかしそれは想像でしかありませんね。私がその道を選ばなかったのは、自分の求める魅力(夢)は当時他にあったように思えたことと、自分に恋人を得るだけの余裕や資格のないことを知っていたように思うのです。
今なら考えられないって言う人がいますが、本当に深い関係にならなかったのかと疑いの眼差しを向けられることもありました。弱い私は、この時、もし結ばれていたらきっと離れられなくなっていたと思います。遊びで結ばれることはできませんでしたし、相手を大切にしたいとする心が強かったからだと思います。
若者なんだから、一度や二度、そういう機会があっても不思議ではないのかも知れません。でも当時はそれが出来ず、まるで青春映画の主人公を演じていたのかも知れません。
当時、同じ会社の先輩のデートに同行したとき、あることに気付きました。先輩は美容師の女性との文通を通じ、初めてのデートに私を誘いました。おとなしくて口数の少ない先輩のデードでしたから少し興味があったのです。案の定、会話の進まない二人の役には立ったようです。勿論そのデートでは遠慮して席を外したことが何度もありました。先輩はとっても誠実な人でしたが、自分の思いは伝えられず時間が過ぎたのです。
結局は駄目になったようです。先輩は彼女が大好きでたまらないことを何度も聞いていましたから、うまくいけばいいなと祈っていたのですが!、どんなに誠実でも伝わらないと相手もアクションの起こしようがないということですね。積極性があるからといって要注意!おとなしすぎても要注意!
それほど自分を伝え、相手を知るということは重要であり難しいものです。

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
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