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 時代劇映画に日本の良さを見る

松下電器が単独スポンサーとして放送されていた時代劇「水戸黄門」が今年いっぱいで放送打ち切りとなるそうだ。時代劇フアンにとっては実に淋しい話だが、日本にとってもこれは無視できない重要なことだと思っている。
時代劇が好きで、それも中村錦之助・東千代介・大川橋蔵・片岡千恵蔵・市川歌右衛門、聞いただけでぞくぞくする。長谷川一夫・市川雷蔵、もっと言えば大河内伝次郎・嵐寛寿郎の頃の映画だ。
勝新太郎や三船敏郎はそのずっと後になる。現在の水戸黄門役の里見浩太郎はその後半に登場し当時はとても初々しかったことを覚えている。このブログを50代以上の人が見ることは少ないようですが以上の映画スターのことはおそらく誰ひとりとして知らないでしょうね。
映画の作りとでも言おうか確かに娯楽作品が殆んどでしたがそこには日本の温かい心がいっぱい詰まっていたような気がする。他にそれほどの楽しみがなかったのではと言われるかも知れないがそうではない。勧善懲悪と分かっていてもスクリーンに向かって拍手さえ起こったそうだ。

現在「東映チャンネル」というのがあって涙が出るほどの懐かしさを味わっている。高田浩吉という俳優は松竹という映画会社だったのでそれほどよくは知らないが歌う映画スターの走りだろう。
美空ひばりがその後続いたのも彼女にしてみればラッキーっだったかも知れない。
現在、NHKで何本かの時代劇が制作されるがそこには昔のような深みや粋みたいなものは感じられない。
芸人と言える芸人の多かった昭和の作品。大川橋蔵の画面などその美しさに何度でも魅かれている。着物の着こなしが出来、日本舞踊が出来て成せる技なんだとつくづく思う。
ロケ地も当時は良い風景がいっぱいだったから時代劇には最高だったのかも知れない。
現在、韓国ドラマが人気なのは単に韓国スターが良いというだけではなさそうだ!なにか昔の日本がそこに存在しているようなそんな親近感がそこにあるからだ。
世の中には「らしさ」という大切な言葉があるように、その「らしさ」を一番大切にしているのが韓国ドラマなんだろうと思うことがある。なんでもかんでも新しいものを採り入れ、人間描写も日本人らしいところがどこかに消え去ってしまったようなものが多すぎる。
それが証拠には、「男はつらいよ」などが愛されヒットしたのはそこに他にない日本人らしさが描かれていたからだと思う。
現在のテレビ局も松下電器(パナソニック)がそうしていたように、良いものへのこだわりみたいなものを大切に、もう一度本物を追いかけるくらいな心意気が欲しい。
昭和の良さを知っている人もその多くが年をとってしまった。東映チャンネルを知ったらどんなに懐かしがることだろうと思う。当時私の親戚が東映上映館を営んでいたので物心ついたころから多くの作品を観て来ましたが、今考えるとなんて平和で人間それぞれ心が豊かだったかが分かる。
是非一度その娯楽作品を観てみてください。何が大切か分かるような気がしますよ!


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