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 金環日食にまつわる美談

本当に何十年ぶりかで観測出来る金環日食だという。
それだけにある意味神秘とも言える。この素晴らしい天体ショーが明日5月21日(月)午前7時30分頃に日本でも観測できるのだ。
太陽の前を月が重なることによって見れる現象だが、太陽と月の距離が微妙に異なることによって月の周りからまるでリングのように太陽が輝いて見えるというわけだ。今度観れるのは2030年6月1日だっていうから何とか晴れて欲しい。

実は、たまたまではあるがこの月と太陽の関係、その前夜祭ともいうべき今日20日に波島陽子日本舞踊教室で任命式がある。師匠(家元)波島陽子から名前が与えられるという。
その名前が「波島月乃」。
私は何かの因縁を感じていた。この名前が浮上したとき、「月」と「陽」か・・・・・と。
地球上に住むあらゆる生物が最も影響を受けている太陽と月。月乃と命名されるお弟子さんはこう語る。「大好きな先生にお名前を頂けるなんて・・・・、私は光輝く陽子先生を陰でそっと支えられたら嬉しい」と。
前から何度となく波島陽子先生には触れて来ましたが、波島陽子という人物、私はいつか本にでもまとめて出版したいとさえ思っている人物だ。
彼女は、自らの経験(日舞や芝居)を生かし一人でも多くの若者に「日本の心」つまり日本の文化や伝統を日本舞踊を通して伝えたいとしている。
アピールする上で綺麗ごとのコピーはたくさん見てきたが、波島陽子という指導者は実に素晴らしい。
ひとことで言えば、それは人としての優しさだろう。思いやる心は実に美しい。
外面(そとづら)で良く見せる人物は五万といる。しかし、波島陽子氏のそれは神の域に達していると言っても良いくらいだ。
教室の生徒さんに対する指導方法は決して他の真似のできるものではない。

実はたまたまつい最近こんな出来ごとがあった。波島が制作している振り付けDVDが欲しいとある日本舞踊の先生から注文があった。
多くのお弟子さんをかかえていろんな場所で活躍していると自分で言うのだ。これがまあ普通だろうと聞いていたが、欲しい作品の楽曲(音源)も欲しいというのだ。そりゃ音源が無ければお稽古は出来ないだろう。しかし、普通はその音源を自分でレコード店から調達するのが当たり前のことなのだが、日頃から先生先生と言われているんでしょう!「音源が無ければ練習できないでしょう!」と強い口調!! おっとっと!
勿論商売として音源をダビングして販売するなど法律で禁じられている。しかたないのでなんとかカセットに録って動画と一緒に送ってあげた。
翌日、さっそく商品が届きましたの電話が入った。開口一番「DVDの金額が違う」と言うのだ。勿論こちらが間違って請求するわけがない。本来音源など決して送らないのだが仕方なく同封した。
電話口での口調はまるで生徒にでも文句を言っているような口調。それがしばらく続いたので私は「それなら結構ですので製品をすぐに送り返してください」と伝えた。慌てて「金額をすぐに振り込みます」と言って相手は電話を切った。
これはほんの一例だが、舞踊用品店での光景などでも生徒さんやお弟子さんを引き連れていかにも師匠と言わんばかりの先生風を吹かせている人に出会うことがある。
これは人間性であってそれが悪いというのではないが「生徒(弟子)さん」が可愛そうだ。つまり、分かりやすく言えば威張っているのだから。
波島教室に通う生徒さんに中国からの留学生がいますが、彼女の動機は「女性で一番美しいのは日本人だから・・・」と憧れて入ってきた。
私は、和の心というものを常に意識してこの教室を見ている。波島陽子の素晴らしさは決して口でなど表現できるものではない。これは教室でだけ生徒に優しいのではない。日頃の生活の中で、すべてに対し感謝と思いやりに満ちた歩き方が出来た人なのだ。だから、教室の生徒さんには「踊りを習うのは勿論のこと、先生の心を学びなさいよ」と事あるごとに言っているのだ。
この心あって「振る舞い」や「しぐさ」が美しさとなる。全国各地の日舞の先生から振り付け作品(動画)の依頼があるのはサンプル動画にその美しさが覗えるのだろう!
見学や体験に来た人が波島の踊りに感動して帰る。翌日、あるいは数日後「私もやってみたい」となる。
これは憧れにも似たものだろうと思う。そして実際に通われる生徒さんは実に幸せだと思う。

波島先生はなかなかお弟子さんをとろうとはしない。生徒と弟子といったような差別をしたくないという心が根底にあるからだ。
その心根をよく理解し自らも先生に負けないほどの謙虚さとそして優しさや思いやりを兼ね備えたお弟子さんが「月乃」と命名されたのだ。
夢の実現が叶いそうな素晴らしい人材の誕生に大きな拍手を贈りたい。先輩のお弟子さんと手をたずさえて精進して戴きたい。

今回の金環日食はその命名を祝う「金環の舞」なんだろうか?あまりにも出来すぎですね(笑)
でも本当にそう思います。「金環の舞」、是非実現させてください。
月を優しく包み込むその様はまさに波島陽子そのもののようで、それは大きな輝きとなって天体ショーを見せてくるでしょうね。

「波島月乃』襲名おめでとうございます。
家元の意を継いで頑張ってください。


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岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
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