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 癒されながら楽しむ秋

日光の紅葉

「絵にも描けない美しさ!」・・・・ 私が初めて観たこの景色に勝るものはないと今でも思っているのがこの日光の紅葉だ。 新潟から群馬に入り「金精峠」を越え確か戦場ケ原に差し掛かるときに観た光景だった思う。
ここを過ぎると「いろは坂」になる。
日光(宇都宮)は異常な寒さで冬はこの道が閉鎖となる。以前私の兄弟が家族で日曜日にこの紅葉を見たいと車で出かけたものの、あまりの渋滞に巻き込まれとうとうこの景色に差し掛かる前にUターンし、くたくたで帰ったという話を聞いたことがある。 とても休日になど出かけるところではない。見たのは前後左右の同じ車だったと大笑い。

日本の四季は格別で、秋の美しさはどこにでもあるような気がする。京都の大原など三千院や寂光院などはまた別の美しさ(かお)を見せてくれる。
昨日隅田川を散歩していたら「コオロギ」の声に出会った。ぬき足差し足忍び足・・・じゃないけど、ずっと耳をすませ聴き入った。「コロコロコロリーリリー」あっ!エンマコオロギだ!ってすぐ分かる。
確か、コオロギにもいくつか種類がいてリィ・リィ・リィと鳴くコオロギもいればりりりりりりりりりりりっと鳴くコオロギもいる。マツムシなどもまるでオーケストラを聴いているような演奏を聞かせてくれるのだ。

  あれ松虫が 鳴いている
  ちんちろ ちんちろ ちんちろりん
  あれ鈴虫も 鳴きだした
  りんりんりんりん りいんりん
  秋の夜長を 鳴き通す
  ああ おもしろい 虫のこえ


こうして毎年夏の終わり頃になると、こうした秋の虫たちの涼しげな音色が響きわたる。
最近の気象の変化で地球上がおかしくなってしまいそうな気もするが、やはり目に耳に優しい秋は日本の宝だろう。まとめて言えば日本の秋ほど心を癒してくれるものは無いように思うのは私だけだろうか。
そんなとき、つくづく田舎で育ったことを感謝する。触れて来たのは全て大自然なんだから・・・!
隅田川を散歩するときも、なぜか里の秋やちいさい秋みつけたを口ずさむのは完全に秋に癒されている証拠だ。

こんなとき、ふと故郷に想いを寄せたり、大好きな人を想うのはそこにすっかりセンチメンタルに侵された自分がいる証拠なんだと悟る(納得)
しばらくでいいから、秋の夜長を童心に帰って楽しみたいものだ。
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岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
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