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 越後の冬の始まり!

冬将軍

越後湯沢駅で下車したのが24日の午後4時すぎ。雨空だったせいかもう辺り一面真っ暗。
越後湯沢から長岡行きの各駅停車に乗る。列車のドアはみな手で開ける!中の暖房を逃がさない工夫だろうけど、都会で馴れた者には懐かしすぎる。 それにも増して静かすぎるのがもう珍しくなっている。

外を観ても冬の夕暮れどきはとくに見えない。車掌が丁寧に案内するが誰も気いているそぶりすらない。
優雅というよりやっぱりのどかなんだろう・・・・!  車内の暖房がいやに郷愁をそそる。
電車は時間通りに動いた。この道路、あの道もこの道も全て知り尽くした道ばかりだ。あまりの変化のなさに懐かしさが涙に変わりそうだった。
遠くの山はぼやけてよく見えない。明日は晴れるっていうからゆっくり見てみよう・・・!

私が子供の頃住んでいた駅にはしばらく駅員はいなかった(無人駅)が線路の西側にも降りられるように整備されていてどこかよその町に着いたようなさっかくだった。
雨はいかにも寒そうに降り続く。
今回私は見舞いで来たのだが容態もだいぶ快方に向かい、笑い声の絶えない夕食時間が過ごせた。

翌日、雨はすっかり止んで快晴に近い天候。周りの山はほ~ら雪だぞ~と言わんばかりの薄化粧!木の葉もすっかり枯果てて冬仕度完了といった感じ。
この風景はあと1週間と持たないのだろう!雪国のみなさんにはこれからその自然との闘いが待っているのだ。
まるで嵐の前の静けさのようだ。
スキー客もすっかり減り、かっての賑やかな面影はすっかり姿を消したようだがスキー情に整備されたゲレンデにはいつもより早く雪が落ち着く。

私が高校生時代は本当に豪雪地帯でその雪との闘いは今考えたら想像を絶する。
でも、冬は寒く、夏は暑い方が好ましい!このあたりは盆地だから結構夏の暑さは厳しいものだが、我々もみんなそうした自然を相手に過ごしていたんだと思うとなぜか感無量だ!

変わらぬ山の景色だが、町はだいぶ変わってしまったようだ!せめて越後人特有の温かさみたいなものだけは失わず故郷が残ってくれたらな~・・・・とつくづく思った次第だ。
まもなく平成も25年なんだものな~・・・・

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岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
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