2ntブログ

 心の持ち方こそ原点 3

● 事例 3 「彼の歌をカラオケで初めて聴いたけど上手いね~」の場合
日常でしょっちゅうある話です。褒めた人は総じて素直な人が多いものです。きっと楽しかったんでしょうね。「前から機会があったら聴いてみたいと思ってたんだけど五木ひろしや堀内孝雄をあそこまで歌えるんだから本当に上手いんだね・・・!」。
すると、「あれはもの真似だよ!本人はああいう歌い方はしない」となります。まず、どこが上手いって言うの?からの発想なんでしょうね。何か気の毒にさえなってしまいます。角度を変えて「そうだね」となったらどんなに話が弾むだろうと何度そういった場面に遭遇したか知れません。
でも気付いたこともありました。平均するとこの様なネガティブな発想から発する会話の内容を聞くに、その人物には話題が少ない人間であることに気付きます。ですから、相手の話題に首を突っ込んではみるものの結果はそう成らざるを得ないのです。
もうひとつ考えられることは勿論性格です。つまり基本的な部分で全てに暗く悪いものの考え方になってしまう人がそれです。事例4の「お布団干したから夜寝るときは気分良いよ」との奥さんに対しても「干しすぎだよ、こんなに膨らんだら寝づらいだろう・・・」と怒る旦那さん?返ってくる奥さんの心の内は「もう干してあげない」となります。
あとで「ありがとう」について話しますがやっぱり先ずは「ありがとう」でしょう!悲しいことですが会話の法則を知らなすぎます。予算委員会での国会議員の中にもその典型がいます。今度意識して見てみてください。いくら党が違うからと言って手法を知らなすぎますね。あの場面を見た学生や若者だって勘違いしてしまうのではと懸念します。
ナポレオンの言葉にこんなエピソードがあります。上官が頭にきて、拳を握って怒ろうとする状況を見て「相手に怒りをぶつけたいと思ったら、一度立ち止まって自分の靴の紐を締め直せ」と言ったそうです。
殆どの怒りが紐を締め直すその数秒間で和らぐとのこと。まさにその通りです。分かっているようで多くの人が止められないこうした感情で多くの問題を起こしています。愛おしいとさえ思っていた時期から結婚後しばらくすると潜んでいた古傷がうずき出し抑えられなくなってしまう。
こんな筈ではと思っていたのにと新たな困惑に直面しその悩みと闘うのです。額面通りでなかったことに対する不満は全て相手に向けられます。みんな自分は正しいからです。
謙虚な気持ちや感謝の心が磨かれていたらこうした問題に直面することは殆どありません。ですから良いものの考え方が重要になってくるのです。しばらくは事例をもって説明しますので参考にしてください。(つづく)

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
プロフィール

岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
チーフ・プロデューサー
演出家

最新記事
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード