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 やるのは本人だということ

お盆休みで久しぶりにのんびりしている人が多いだろう!
友達同士で旅行にでも行っていたらそうでもないが、故郷(つまり家族や幼馴染等)の友等との数時間は普段失われた時間を取り戻しているに違いない。
社会人になって会社を辞めたいと思った人の60%以上が人間関係であることは様々なデーターが記している。

子供の頃の友達。学校での校友関係。社会に出てからの職場関係等々、個人を取り巻く人間関係は本当に様々だ。
どんなに立派といわれる会社に勤めても人間関係で辞めてしまった事例はとてもよく知っているし多い。
例えば、こんなケースがある。
叩かれても蹴飛ばされても、罵声を浴びせられても、意地悪をされても辞めないでいる人がいる。
それは大相撲の世界を例にみるようにスポーツの世界。また芸能関係に首を突っ込むと見えてくるのが音響や照明のスタッフ(会社)がそれだ。
私も大物歌手の舞台設営に何度も立ち会ったことがありますがその厳しさたるや想像を絶します。
見方を変えれば非常に威張った先輩のいる会社。同じ厳しくとも後輩を育てたいとする心根から厳しさが表れる場合等々さまざまです。
どんな職場でも愛情というものがあって何か見えるものもありますが、現実はそうでないことの方が多いかもしれません。
威張った先輩のいる職場というものは基本的に良い仕事はできません。
殴られても、「すいませんでした!」とてきぱき動く職場もあります。これは仕事では厳しいが人間性は豊かで思いやりに溢れている典型です。

言いかえれば、目標をもった人間はぬるま湯では育たないということです。
目的意識がしっかりしているだけにその厳しさにブレがないのです。
こういう職場(世界)に身を置いたことのある人は素晴らしい経験(財産)であると言えるでしょう。

しかし、習う側に憧れだけが大きく自分のやっていることは正しいと思いこんでいる若者もいます。
相手(ひと)が出来るんだから自分に出来ない訳がない!心の持ち方は間違っていません。
しかし、適正といって向き不向きを無視するととんでもないことになってしまう。

仕事柄いろんな若者に接してきました。そういう点からはまるで生き字引だと言っていいでしょう。
販売員を育てる。一般の管理職を育てる。司会者・アナウンサー・芸能人(歌手・役者・タレント)を育てる。
不思議なものでその殆どが目的を達成し現在も頑張っています。
高校受験すらままならない成績の若者が青山学院大学に入った等のエピソードでいっぱいです。
私が育てたのではなく動機付けに成功した良い例でしょう。やるのは自分だからです。
向き不向きの前にその人物を知らないと指導は出来ないものです。
ところが、中にはそうしてくれるなどとまるで他力本願を全てとしてぶつかってくる者もいます。

いろんなところで説いたことの殆どが、「素直」でいること。「感謝の気持ち」を持てることと指導して来ました。なぜなら、人に可愛がられるということも大切な財産だからです。
あの子のために、この子のために・・・・と指導者がまず腰を上げることができなければ何も始まらないのです。
若者も一人一人違って当然です。
しかし、地力がないのに高望みばかりする人がいますが、こういう若者はその裏側に出来ないことを他人のせいにする傾向のある人が後を絶たない。
まるで出来ないのは他人(ひと)のせいであるかのように・・・・!

夢を持つことは尊いことです。
私はいろんな若者を見て来て、器用と不器用の差についても学んできました。
おそらく、不器用の人の方が大成するような気がするんです。特に芸能人にそれが当てはまるようです。
ただ、マラソン等のスタッフのように選手が自分一人で出来るなどと考えたら一巻の終わりでしょう!
いろんなサポート役がいてこそグラウンドに立てるのだから!
プロフィール

岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
チーフ・プロデューサー
演出家

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