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 心の持ち方こそ原点 8

有名な「薪を背負い本を読む少年」の銅像は全国の尋常小学校に置かれたそうですが、その殆どが太平洋戦争で武器弾薬に没収されたという日本の歴史が何かを物語っているようです。
誰もが幕末の大実践家として称え、多くの人が学んだはずです。心の底から人を敬い平和を愛した人物「二宮金次郎」を学んで見本となるべくその職に就いた人も多かったはず。
私の小学生時代はすでにその銅像はありませんでしたが、石碑としてその台は残っていました。そして当時の校長室を覗いたときの記憶は、歴代の学校長の顔写真があまりにも威厳を感じられたことでした。つまり、私の求める聖職像はそこにありました。
世の中が便利になり平和に見えてきたときに現れたのが、指導的立場の責任ある人々の心の緩みではなかったでしょうか?それぞれ自分の立場を履き違えてしまったようです。田舎に行けば尚更で、先生と言われてふんぞり返っている傍らで間違った欲望が顔を覗かせ利権に走ってしまった。これこそ心の持ち方を間違えた典型的な例でしょう。
最近に見る姿は追求されれば白を切る。ギリギリまで分からなければ嘘をつく。平成21年の夏の陣(衆議院議員選挙)はまさに国民が怒った証だということです。選挙後発覚した千葉県での約30億円に上る不正経理など語るに落ちるとはこのことです。馬鹿者の集団と言った人がいますがまさにその通りです。
変わらなければと口では簡単に言いますが「分かるの定義」で説明したのはこうしたことなんですね!「分った」とは実践して初めて言える言葉で二宮翁を学んで頂きたい。
心の話をしますが、優しいとはわがままを許すことではありません。人の心ほど掴むに難しいものはないのですから、本音を言える人間関係を築くことも大切な要素です。これは恋人や結婚に関する話だけでなく、職場でも同じことが言えます。家庭内でも、お客様に対しても、全てそれ等は人間だからなんです。
求めてはいけませんよ!自分から与えることが大切ですよと言い続けてきましたが、相手の心を動かす最も大切な事柄でしょう。私が勤務先の周辺を5年もの月日、毎日清掃し続けたと申し上げましたが、現実を多く学ぶことが出来ました。始めた当初よりも当然綺麗にはなりますが、心無い人の行動は抑えきれるものではありません。これは山でも海でも人の集まるところは殆どそうです。
夏が好きでよく新潟の海岸に泳ぎに行きましたが、道路沿いに長く続く側道(駐車スペース)は200mにも渡ってゴミの山。長い長い道路沿いに一番多かったゴミはなんとコンドームでした。その感覚を想像してみてください。これから日本を背負って歩く若者よ・・・!私が古いんでしょうか?(つづく)

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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岡部俊雄

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