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 心の持ち方こそ原点 9

良いことが分かったら実践。相手の嫌がることはやらない。当たり前のことです。
確かにニュースで見る情報を語ることもあります。しかし、経営者の心、政治家の胸の内、身近に見た警察官等は実際に目にして感じたことが多いのです。ですからその全貌ははっきりと見えます。
こうしたことを大きく感じとれるのがテレビや映画でみる人間模様です。ドラマでヒットしている人気番組を分析すると、心の持ち方がその主流であることが分かります。古くから続いている水戸黄門などは勧善懲悪ただそれだけですがどうしてこんなにも長く続くんでしょうか?
あれはドラマだからとは言い切れません。今でもよく似た悪人はいますし自分だけ良ければの経営者も少なくはありません。以前目にした韓国の人気ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」などは人の心の持ち方を本当に良く学ぶことができます。16世紀初頭の朝鮮王朝時代を舞台に、実在の医女チャングム(長今)をモデルにして描かれた韓国の時代劇ですが韓国では最高視聴率57%を記録し、日本や香港、台湾でも圧倒的な人気を呼んだ作品です。
母の意思を継ぎ、宮廷料理人の頂点を目指すヒロイン、チャングム。 宮廷内の権力争いに巻き込まれながらも、医学を学び、最後には王の主治医という地位に登りつめるサクセスストーリー。
こうした作品こそ私たちは勿論、経営陣、役人等々が学ぶべき素晴らしいドラマです。どこの国でも基本は同じなんだと釘付けになりましたね(特に37話の皇太后の台詞は全ての人の保存版でしょう)。
ここまで私利私欲を見せつけられるとその同情でフアンは増えるはずです。つまりその心を読んだプロデューサーが凄いということでしょう。恋愛から結婚へと大切なことだから心を磨くことを勧めますが、それ以外に家族や学校でも、社内でも、社会でも心の持ち方が一番大切だから様々な事例を基にお話しています。
自分の姿や言動を見つめ直すことはなかなかしないのが現実のようですが、繰り返される日常にそんな余裕はないのでしょうか? 大切なものを見失いたくないですね。何か御馳走してくれたからあの人は優しいとか、贈り物をくれたからとかではなく、心を寄せてくれた人を大切にしてください。また心を届ける努力をしてください。
私が会社を営んでいたときの中元やお歳暮の考え方はこうでした。基本的には送り先の奥様が喜んでくださることを優先し考えました。取引先の幹部重役が帰宅したときの奥様の反応です。奥様の、ご家族の笑顔を想像して選び贈ったものです。ですから直接奥様からお礼の電話やおはがきを頂きます。信頼関係を重視したその方法は功を奏したことの方が多かったですね。 ここで大切なことは、仕事が欲しいから贈り物をするのであれば、先に述べた水戸黄門やチャングムの誓いなどと何にも変わらないということです。(つづく)

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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