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 韓国 珍島沖旅客船沈没事故に思う

危機管理の無さを露呈した韓国最大の事故

平成26年4月16日 午前8時48分

とんでもないニュースが飛び込んできましたね~!
ご存知の通り「韓国旅客船沈没」の一報です! あれから3日が過ぎると言うのに未だ行方不明者が200数十名といるそうです。
あの船体の中に、沈んだ船内に不謹慎だが到底まだ生きている人はすでに殆どいないのではないだろうか!?
ご家族の皆さんの気持を思うと、ただただいたたまれなくなってしまいます。

勿論、ニュースでしか知る術は無いのですがあまりにもお粗末すぎることばかり!!
人命救助は勿論のこと、それぞれが即判断して取らなければならない行動は少しも伝えられて来ない。
国民性もあってか、気性の激しさが手伝って見てはいられない光景ばかりが伝わってくる。

つまり、船員たちも、学校側も、船会社の対応も、そして国もが全て初動と決断力に大きな誤りがあるようだ。
乗客より先に陸に上がった乗組員など語るに落ちるが、まったく危機管理が成されていないと言っていいだろう!

私は昔イベントの仕事を通じ本当に危険一歩手前という事態に多く遭遇して来た経験を持っている。
特に、デパートやショッピングセンター等のオープニングを任されたことが多かっただけにその内容は本に書けるほどです。

今日はそんなエピソードを紹介してみたい!
あれは栃木県の老舗百貨店が鹿沼市にオープンする前日でした!
地元の警備保障会社も同席し、テープカットした瞬間からどのようにお客様を誘導するかで議論されていたときのことのです。

そこで驚いたのが警備保障会社の案(対策)でした!?
1本に張ったテープの前に横並びさせ係員の誘導で入店を促すということだったのです???!
私はタレント司会者にテープカットのあとその状況を誘導という形でマイクを持たせることになっていましたが、あまりの甘さに驚くばかりでしたね!
警備が本職ではない私ですが「これでは取り返しのつかない事故を誘発する・・・」、その思いでいっぱいだったのです。
私は警備保障会社の案に真っ向から反対し異議を申し立てました。 
つまり、ディズニーランドの誘導方式を唱えたのです。
百貨店の社長のひと声でその後すぐにリハーサルをすることになりました。

3,000人以上のお客様をどうさばくか・・・!?その方法しかありませんと説きました。
警備保障は首をかしげる!? リハーサルで私の案が採用されました。

オープン当日、好天の中オープニングセレモニーと入場はもののみごとに功を奏し、まったく問題なくスムーズにことが運び、その後私の会社はそのお店の各店(宇都宮・栃木・鹿沼)で優先的に仕事を頂けるようになったのは言うまでもありません。

これは予知できる範囲内で決して難しい問題ではありませんでしたが、長崎屋のショッピングセンター開店のときは今まででも一番凄いと記憶しています。

そのエピソードはこうです・・・
オープニングが終了し、お昼近くに社員食堂で食事をとろうとしていた時でした。
厨房と社員食堂のフロアーは食事を受け取る長方形の大きな窓枠で仕切られていました。 
その厨房での出来ごとだったのです!

ポーン!パヒューン!ボー・・・・といった音等が同時に聞えました。ある種爆弾のような音・・・!
その瞬間、白い湯けむりと女性がギャーでもない・・・ウォーでもない凄い叫び声だったのです!

私たちはこの日オープニングとともに大学生のアルバイト8名ほどでイベントに参加していました。
このアルバイトは普段ウルトラマンや仮面ライダーに変身するアルバイト。 それと風船を配ったりの女子大生!
いくら私が学生時代器械体操をやっていたからといって、その俊敏な行動に伝説すら出来たのでした。
つまり、激しい音と白煙や女性の叫びが収まらないうちに私は厨房の中にまるで飛び込み前転をするように飛び込んでいました。2人目の学生も続いた! 厨房に入るなり、「救急車!」「テーブルクロス」「カーテン!」「布ならなんでもいいから早く・・・・」と大声で叫んだ!  その間、30秒も経っていなかったと後で聞きました!

初めて使用した圧力鍋を間違った開け方をしてその瞬間女性に被害が及んだということだったのです。
「救急車!」「布・・・!」と叫ぶや否や水道の蛇口を全開にし女性をその洗い場に押し込みました。
こんなことってあるんだ! こんな俊敏な行動がとれるんだ・・・!と自分でも驚きましたがとにかく早かった。
自慢話をしているのではなく、マイクを持って話す立場にある人間の常日頃の訓練(心得)のせいなんでしょうね!

お店から表彰を受け女性も跡が残ることなく本当に軽傷に済んだ出来ごとでした。
その後、どんな企画会社が営業に行っても私の会社以外で仕事(イベント)をすることが無かったのです。
その日食事(事故)前に撮った写真が記念すべきこの写真でした。そういう意味でこの写真は宝物です!
まさかこの写真の20分後くらいにこのようなハプニング(事故)が待っていようとは・・・思ってもいませんでしたから!

オープニング
            (オープン時の長崎屋の屋上で)

今年2月の「光春譜」のときも今考えたら全て準備していたんですね!
イベントにはつきものなので何にも気にせずいましたが、もし何かあったときの為に「救急病院の場所」と連絡方法、一番近い消防署、使わずに済んで正解ですが、起きてからでは間に合わないんです!
こうしたことは、責任ということの大切さと危機管理のなにものでもないのです。
誰一人欠席(遅刻)することなく、あの大雪の翌日集合できたのも素晴らしいことでした。

出来ないんではなく、やらないだけと言いますがその通りです。
やらない人に限って文句を言ったり言いわけをするのもずっとずっと少しも変わっていません。

私が十数年前にある会社の社長を男にしたいと張り切っていたことがありました。
何度言っても私の言うことを聞かず、そのことに愛想を尽かしその会社を辞めたことがありました。
当時その会社の専務でしたが、「専務取締役が退職するって何があったんだろう・・・!」と話題になりました。
辞めなければいけない内容は「飲酒運転」だったのです。 社長の飲酒!陰での飲酒も全て知っていました。
これだけとっても何をか言わんやでしたね。 どんなに立派なことを言っていても全てが万事でしょう!
「私の心をあげる価値がない・・・」、そう思ったのは正解でした!
誰かのために生きたい・・・! そう思う私の人生はあれから14年ほどになりますがその決断も正解でした。

事故や事件はその殆どが防げます。 防げないのが悲しいかな自然災害です。
原子力発電や温暖化問題はその殆どが心の持ち方で解決改善できるのですね!

今回の珍島沖沈没事故もおそらく99.999%人災でしょう!
その対応の悪さも全て大きな2次災害につながっているはずです。

韓国の大統領が隣国(日本)にこんなにも素晴らしい救急隊がいるのにその応援要請を受けることをしていません。
くだらないメンツで尊い命が失われたらたまったものではありませんね。
瞬時に正しい判断をし、即行動に移すって日頃の訓練と心の持ち方以外には無いでしょう!
損得勘定だけで動く世界中の責任者が教訓にすべき今回の沈没事故ではなかったでしょうか!


次回はせっかくですから、私の司会者としてののエピソードを語ってみましょうか?




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岡部俊雄

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