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心を支えるペンがある

ペン1

私は学生時代からものを書くことが大好きで、20歳代前半には1ケ月に手紙を102通も書いた記憶がある!!!(一人にですよ!)
他の人にもきっと何通か書いてたと思うから最高は1ケ月120通くらいは書いたのかも・・・ (恐ろしいペン少年だったね)
劇団で一緒だった友に書いたものだが、もし相手がこの手紙を現在保存していてくれたらきっとギネス間違いなし。

当時は勿論携帯などは無く、全て手紙だった。
雑誌のあるところに、文通相手募集などと載っていたこともある。  知らない人にペンを持つほど度胸は無かったが、とにかく本当によくペンを持ったものだ。
元々文系だから、本を読むことも好きだったし、何かあるとその出会いになんの抵抗もなくペンを持った。
従って学生時代から漢字には強かった。  本を読む、新聞を読む! そして書く!
その繰り返しは時々放送されるクイズ番組でもその力は遺憾なく発揮されていた。

不思議なもので、正解だと楽しくなる。 このゲーム感覚はどんどんペンの握りを多くしていきました。

今でも、活字でプリントした文面を手紙で送るとすごい抵抗があるのはそのせいかも知れませんね!

ご存知のように、いまやスマホやパソコンが便利すぎてペンを取る前に北海道でもカナダでも瞬時に相手に届く。
恐ろしい時代と言えば恐ろしい時代だが、私も例に漏れずたまに手紙の代わりに活字で作成してしまうこともあります。

しかし、封筒に入れ、出すときに・・・「申し訳ないな~・・・」と思うのは自筆の良さを知っているからでしょう。

仕事でも、ペンを持つことで救われ喜ばれたことが多々ありました。  それで商談がまとまったことも少なくありません。

今だから分かるのは、ペンで書く手紙は生きた心を表せるんだということです! 
現在は、分からない漢字でも変換変換ですぐに出てくる。  便利になったものです本当に。
しかし、この場合、読めても書くことはできません。 手紙で綴ったら書けるようになるという素晴らしさです。

本当に不思議なのは、何故かペンを持つと心が通じるような気がすることだ。
受け取ってもそうだが、自筆のお手紙ほど心を感じることはありませんね。

便利の弊害とでも言おうか、困ったことに・・・・と言うか、悲しいことに1年に1度くらいはその弊害に出くわします。
やはりそれはメールでの出来ごとが発端だからです!

勿論私は親切の押し売りをしたことは一度もありませんが、本気でぶつかった相手にスーっと消えられることがあります。
特に若者にその傾向はありますね。 それは心がだからでしょうが実に悲しい現実です!!!

現在日本舞踊に関わっているせいか多くの生徒との接点を持っていますがその殆どはメールでのやり取りです。
しかし、ペンでは作成できませんが月に1度予定表に文章を添えて出すようにはしています。

同じものを受け取っても、やはり感じ方でその人(生徒)の心が読みとれるものです。
さすが素晴らしい感性だ・・・と感じる者。 そうでない者、様々ですね!
まあ!日本舞踊を習いたいという人で突飛な人は少ない方ですが、やはり心そこに非ずの生徒は何人かいるものですね。
つまり、自己中心的な性格の人に多いです。
簡単に打てるメールだから余計そうかも知れませんがその心の無いメールを見ると本当に悲しくなってきます。
メールっていう奴は基本的に相手の都合考えず飛んでも来ますしね。

便利って言えば便利ですが、心を大切に出来るメールに留めたいと思っているところです。

先日ある不幸があってその息子さんに手紙を書かなきゃ・・・と気にはなってもなかなか時間が取れず、4日ほど経ってペンが持てるタイミングにわざとペンを握らず、ビデオレターとして届けました。
仕上がった作品を何度も何度も繰り返し観ていてその効果に自らが涙してしまいましたが、要するに手紙でもメールでも、ビデオレターでもやっぱり問題は「心」なんですね。
自分で言うのはおこがましいと思いながらも、やはり演出したりが好きなだけに心のイメージ映像は自らの心に食い込んで来ました。

ペンを持たずに申し訳ない・・・・と思いつつも、ときにはこれもありだ!
これは、手紙を書いて書いて書き尽くした結果の表れだと思っています。 この手紙(映像)はきっと私の心が伝わってくれるに違いない・・・・。

お世話になった人に、仕事上での伝え方に、第一キチンと机に向かう姿勢からして違う訳だからその心は間違いなく相手に伝わるんだと思います。

ペンのインクの替えを買いに行くくらいだからきっと私は何かを書いていることが好きなんですね。

ペンを執っていると、何故か心が豊かに感じるのは気のせいでしょうか!
年賀状も、毎年ペンを持ちたい・・・・と思っているのに500枚を超えてしまうとこればかりは書き尽くせません。

活字でも心を伝えたい・・・と願いながら・・・

ペンの先に心が見えます。
便利さが心を奪う世の中になってしまいました。

ペンがきっと心を取り戻してくれそうだから、今年は何度かは意識してペンで手紙にしてみたいと思っています。



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岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
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