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 江戸情緒は大切に

羽子板1

浅草寺恒例の歳の市が本日で無事幕を降ろしました。
今年は例年になく強い寒波に見舞われとても厳しい寒さでしたが、なんのなんの寒さはまだまだこれか
らの様ですね。

酉の市は汗が出るほどだったのに・・・

浅草寺のすぐそばに住んでいて殆ど毎日観光客の動向は分かるのですが、これほどの外国人がここま
で押し寄せる昨今に改めて驚いてしまいます。
でも、ほおずき市やこうした羽子板市のような江戸情緒いっぱいな期間に訪れた人はラッキーです。

羽子板3

まるで日本人形のような顔立ちの美人さん(売り子)の周りにはカメラマンがいっぱい・・・ !!
これもまた江戸情緒満載の光景でしょう
今日から上野動物園でシャンシャン(香香)が初公開ということでテレビはこの話題で持ち切り。

大体1年を通し各局のニュースと言えば「事故」や「事件」「不倫ニュース」等々暗いニュースが多い中、
明るいニュースはいいですね。
こうした浅草の光景などももっともっと扱ってくれたらと願っていますよ


羽子板2

羽子板4

さあ! いよいよクラスマスを迎えたらまもなく平成も30年を迎えることになります。

立てた1年の計はどこまで近づいたか・・・と顧みることをしないで新年を迎える人の方が多いみたいで
すが、私もやっぱり夢中で1年間歩いて来ました。

頑張っていたら良いことがあるって、まるで子供だましのようなことばですが、今年は今までにない素晴
らしいことに出会えやはり一生懸命やるって素晴らしいことなんだ・・・と改めて痛感の1年でした。

波島陽子を支えることで私の行動を決めるのですが、考えてみたら波島は浅草で日本舞踊を教え始め
て10年。  まだ1回もお稽古を休んだことがないというとてつもない精神力。
プロの気概をまざまざと見せつけられた気もします。
これらすなわちいつでもどんなときでも心構えの違いなんだろうな・・・と思えてなりません。

こうした伝統文化が生かされる舞台浅草にあって、日本人の心を大切にできる伝統芸の指導者がここに
いると思えるだけで頑張れるから不思議です。

昨日テレビで「泣き虫舞妓さん」というドキュメントを観ることが出来ました。

京都の厳しい芸の世界に飛び込んだ15~6歳の女の子の修行を追ったものですが、学ぶべきことの多
かったこと。
厳しい世界に飛び込んだのは本人です。 若くても、自覚があるだけそれぞれが大成していく!!
それでも絶やさなかった笑顔。 おかあさんの教え方の素晴らしさ。 信念と根性物語。
決して昔の話ではありません。 それだけにとても参考になりました。

京都もきっとそうでしょうが、伝統や文化と言えば浅草もほおずき市や今回のような羽子板市等、これぞ
日本の文化といえるものがまだまだ残っています。

ご存知のように、まもなく平成も終わり新しい元号が誕生しますが、時代がどんなに変わっても、日本が
誇れる「日本の心」だけはずっとずっと大切にしなければ・・・
こうした行事に触れるたびにそう思えてなりません。

波島教室もさすが日本舞踊を習いたい・・・と思って来るだけにそれでも教室では素晴らしい心に触れることが出
来ますが、でも若者はやはり平成っ子です。

どこまで出来るか分かりませんが、これら若い平成っ子をしっかりと日本の心を持てる人間にしたいな
って思いながら日々悪戦苦闘です。
それでも、教室には素晴らしい人生の先輩が居て波島も助けられているところです。

夢があるとすれば、日本の心を表現できるそれ等が学べる教室に出来たらどんなにか素晴らしいだろう。

外国人観光客の受け入れももう11年が過ぎようとしています。
特に昨今は非常に多くの人が教室を訪れ問答を交わす時間もあるので、コツコツですが世界に発信する
ことも出来る環境が整ったことを宝物にして歩を進めたいなと思いますね。

浅草だから出来ること。 波島陽子だから出来ること。
来年もまた、今まで以上に楽しみながら歩けたらな・・・と思っているところです。









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岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
チーフ・プロデューサー
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