幸せ探しの部屋

悪い人間関係を政界でも見てみましたが「挨拶の出来る人間」がどれほど大切で重要か理解出来たでしょうか？謙虚だから相手に伝わるのです。思いやりがあるから相手の心に届くのです。
政界に限らず「威張る態度」というのはそうすることで自分を誇示しようとする最も醜い態度だということを当の本人は気付かない訳だから可愛そうですね。権力や金で物や人が動くと思っているところに心の病はあることを知るべきです。
まとめてみましょう。こうした人たちの挨拶は一様に威張ったり横柄ではないですか？人を見下したりするからこそはっきりそれが態度に表れてしまうのです。そんな人物にも自分が有利になったり儲けられる等の相手には精一杯の低姿勢を演じています。時代劇の悪代官によく似ていますね。

３．初めて会った人と交わす挨拶
これは是非心がけて実践してみてください。「挨拶は人の心を開く鍵」という意味が本当によく分かります。
いくつか私が体験した事例をご紹介しましょう。
事例１　出勤時のバス停
　私が教育担当をしていた20歳代の出来ごとでした。今度入社してくる新入社員に「挨拶」の重要性をどう説明しようかと考えていました。「そうだ！実際に自分が経験すればいいんだ！」本当に挨拶が相手の心を開くことが出来るかどうか。
考えた末、毎日出勤するバス停までの道程で必ず同じ時間に同じ曲がり角で出会う素敵な女性を思い出しました。勿論全く知らない人ですから話すこともありませんしただバス停まで何となく近い距離を保って歩くのみでした。バス停では5～6人が乗ります。バス停は名古屋市港区本宮町。名古屋駅行きです。
挨拶が出来れば話が出来る。こんな素敵な女性と話せたら楽しいだろうな・・・個人的にもそう思ったのは事実です。出勤です。２分ほど歩いた角になると意識しての行動がドキドキ感を膨らませます。今まで挨拶など何もなくいましたからいきなり「おはようございます」は言えません。
曲がり角になるとドキドキしながら彼女に出会う日はそれから５～６日続きました。それからは少し頭を下げることが気のせいくらいに出来ました。それから次の日はもう少し深く、翌日はもう少しと曲がり角物語は声なしの会釈で始まりました。（つづく）

■　人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
■　【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。（毎日掲載しています）