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  波島陽子の感謝と謙虚さ

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つい先日、神楽坂のレストランにご招待頂いたときの1枚です。

ご招待くださったお二人とはもう10年ものお付き合いだったんですね。
日本の文化や伝統をより多くのみなさんにお伝えしたいと立ち上げた「日本文化体験交流塾」がお二人の意図でありその努力を最初から見ていただけにそのご努力にはただただ頭が下がる思いでいっぱいです。  そして、ずっとずっとご縁を頂いてお手伝いをさせて頂いて参りました。

なんでもそうですが、多くの皆さんはやはり儲けたい・・・が夢で、あらゆる手法を駆使し頑張っておられます。
私どもも当初日本舞踊を教えたいということを主願に会社を立ち上げ、思いがけず外国からの「着物体験」の需要が多かったのでそれこそ着物代金に500万ほど投資しその準備をしていました。

その頃、他の旅行会社と同じようにお仕事を頂いたのがこの体験交流塾様でした。
最初の印象は「真剣に取り組む情熱(ねつい)」です。 一般的には社員(じゅうぎょういん)というのは業務だからやっている、つまり義務としての行動が多いので当方に伝わる情熱のようなものはそれほど大きくはありません。
しかし、このお二人の着眼と行動力には目を見張るものがありましたね。 私たちも経営者のはしくれですからそれはとっても良く分ります。

10年して今や本格的な「日本文化を紹介する」ということと「通訳士を育てる」という分野で業界トップにまでのし上がりました。
昨年12月にその創立記念があり波島がご祝儀舞を踊らせて頂いたという訳です。

その反応の大きさは、波島もまた感動を与えられるまでの力を身に着け万雷の拍手を頂き、その舞台の成功にと今回ご招待を頂きました。
とんでもない話ですね。 地に足着けた立派な組織(かいしゃ)が仕上がり、今や40名ほどの優秀な社員(スタッフ)がその意を継ごうと日々一生懸命です。  見習わなければいけませんね。

東京タワーの目の前にある「機械会館」というところで多くの体験が出来るので是非足を運んでみてください。




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ご招待頂いた会食にこのようなデザートが登場しました。
粋でおしゃれですね!!  お料理もそうですが、これをご注文なさったお二人のお気持ちです。
波島は感動して目を潤ませていましたが、これがおもてなしなんだな・・・と改めて感動させられました。

お二人は勿論別々なところから意を決し目的を一つに、これは私どもと一緒でした。
私は全く別の会社におりましたが、当時の会社の創立記念の行事の一貫に淺香光代先生に踊って欲しいとお願いしたところに今の波島が居たという訳です。

今考えてみるとほぼ同じころ同じ気持ちで双方がスタートしたと言っても良いでしょう。
日本の文化、伝統を大切にはまったく同じでした。

波島の場合は自らが芸事に身をおいていたので多少立場は違いますが、日本の伝統を継承したい・・・は同じではなかったかと思います。
この写真に見るように、心こそがこの写真に伝わっているということですね。

お互いなかなか忙しいのでこのようにゆっくりと席を囲んだのは初めてと言っても良いでしょう。
私たちもこのお二人から学ばせていただくことは本当に驚くほどたくさんありました。




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丁度同じころ、やはり先日の能楽堂おめでとうございます・・・とお花のプレゼントを受けました。

私どもの方が感謝しなければいけないのに幸せなことですね。

そして突然、「波島先生のところが凄いの分かりました!!!!??」と。  「ネットで知ったんですが、波島陽子日本舞踊教室のランキングはなんと1位なんですね」
まるで雲をつかむようなお話にきょとん!!  そして目の前でネットを開いてくれました。 するとなんと老舗の多くの日本舞踊教室を差し置いて、「波島陽子日本舞踊教室」はランキング1位だったんです。
波島に伝えると申すまでもなく、「とんでもない、私よりはるかに上手な先生でいっぱいです。」とどこまでも謙虚でした。
調べてみると、この評価は「教え方」「環境」「価格」「張り合い」、そしてなにより「指導者の人間性」をあらゆる角度から調べ上げた結果のようでした。
お世辞でもありがたいことです。

日本舞踊は心で舞う。 波島が能楽堂出演で新聞社にインタビュウされた時に答えておりましたが、ふるさとの山や川、風景、そしてやさしい故郷ならではの人の心を思いながら作品を創ると言う心根。

そばに居る私が言うなら、秀でて波島は努力家です。  子供の頃から「歴史が好きだった」・・・ということは今があるのはうなずけますね。
正しい裏付けがあってこそ世に出る作品。 あともう少しで100本になります。

異常なほど多くの評価を頂いた今回の舞台(能楽堂)。
何より生徒たちが誇りに思ったそうです。 

着物離れが避けられない平成でした。 外国人がこれだけ日本に興味を示しているのに今の若者はどうしたんだろう!?
それを食い止め継承しようと頑張っている日本文化体験交流塾様や波島陽子。 今後もより良いタッグを組んで日本文化発展の為に頑張りたいですねと握手して別れました。

波島陽子の振付作品100本達成記念は、能楽堂で、一流ホテルで、いや当社(交流塾)でと言われ、今からその日をとても楽しみにしております。

万博やオリンピック等々を金儲けの一過性のものにしてはいけません。
相手に心が伝わるようなそんな事業展開をしていかないと必ず足をすくわれます。

感謝の気持ちと謙虚さが必ず人(あいて)を動かすのだから。





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岡部俊雄

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