2ntブログ

  震災に思う

水害

この写真は昭和の終わり頃、豪雨で川が決壊し我が家(左の家)にも床上50cmほど水が押し寄せたときの光景です。

あれから40年ほど経ちますが、特に「平成」に入ってからの震災等災害は尋常ではありませんね。
災害はなんであっても決して他人事ではありません。  堤防が決壊し押し寄せる水の勢いはとても表現できるものではありませんでした。

まもなく元号(じだい)が代わろうとしていますが、「平成」は決して平静ではなかったと恨めしく思っている人が多いはずです。
思い出せるだけで事件や事故、災害の多かった平成。

平成 7年 1月17日  阪神淡路大震災
平成 7年 3月20日  地下鉄サリン事件
平成16年10月23日  中越地震
平成23年 3月11日  東日本大震災
平成28年 4月14日  熊本地震
平成30年 7月      西日本豪雨災害
平成30年 9月 6日  北海道胆振東部地震

まだまだ抜けているかもしれません!!   どれもこれも忘れられない悲惨な出来事でした。

火山の爆発、雪崩、もうどこで何が起きても不思議じゃないほどの災害大国になってしまいました。
まるでトリック映画を観ているようなこの世の光景(もの)とは思えないあの津波!!

今尚悲しみがこみ上げ、苦しんでいる人が決して少なくないんですね。  ニュースでインタビューする人も難しいと思います。
よく、事故の現場で「今の気持ちは!?・・・・」などとマイクを向けますが、悲しみを越えた苦しさにある人に、「今の気持ち・・・」というインタビューに時々腹立たしくなることさえありました。

あの頃の子供たちや中学高校へ通っていた子供たちがしっかり前を向いて家族を助けている姿に日本も捨てたもんじゃないな・・・って。

生きるということの意味、彼ら彼女らから改めて学ぶことが本当に多いと痛感もしています。

災害と言えば平成に入ってもうひとつ増えたのが「おれおれ詐欺」でしょうか!?
こればかりは防げるように思いますが、仕事もしないで楽して稼ごう主義の輩にうんざりしています。

しかも、弱い者から巻き上げるというもっとも卑劣な人間。 
便利が人の心を蝕んでしまう典型です。  

私も、自宅に押し寄せた鉄砲水と闘ってその状況がホントによく分ります。  特にこの時の水害は自宅を新築してまだ1年目くらの時でしたから水が引いたあとは更に大変でした。
その当時は学生アルバイトが数十人来ていたので畳や家具を2階に上げたり等本当に助かったことを覚えています。
いざとなったときの協力は田舎ほど素晴らしいものがありますね。

8年前の今日という日があまりにも強烈だったから、ニュースの扱いも凄いんでしょう。
あっと言う間に肉親を、友を亡くすんですからね。

天災ばかりは誰を恨むことも出来ません。

今尚苦しんでいる人を思い、思いやり助け合う心を持ちながら更に人間らしく歩いて行きたいですね。
困ったときほど子供たちの笑顔は大きな勇気を与えています。

笑顔という特効薬を更に大きな輪と広がるよう、助け合って強く生きていきましょう。

私も8年前の震災の日は、自宅がめちゃくちゃになり足の踏み場もない状態でお稽古場で寝たんだっけな・・・・と思い出しました。
電気が消えることも不安ですが、心の灯が消えたら大変なことになってしまいます。

多くの教訓を生かせないのは震災に遭った人たちに申し訳ないと思わないといけませんね。





プロフィール

岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
チーフ・プロデューサー
演出家

最新記事
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード