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 忖度発言の余波

進物

またしても「忖度(そんたく」発言で問題勃発

正直、話にもならない幼稚な行動(はつげん)が世間を騒がせている。  
何故このような問題が起きてしまうのか、「答えはひとつ」だと言う点を踏まえて少しお話したいと思います。

まず、塚田君が新潟だと聞いてついつい頭をよぎってしまった。 「越後屋、お主も悪よのう・・・・」

ここで言う塚田君とは塚田一郎国交副大臣(辞任)のことです。
内容はこうだ・・・
「安倍晋三首相と麻生太郎財務相の地元の道路計画をめぐる「忖度(そんたく)」発言で追い込まれていた塚田一郎国交副大臣は5日、発言の責任を取り辞任した。自身の判断としたが、事実上の更迭。政権のNGワードを得意げに連発する感覚に、全国で統一地方選を戦う自民陣営は激怒。今後の選挙への影響は必至で、盟友麻生氏に近い塚田氏をかばった首相は“火消し”優先に転換したが、判断の遅れで政権のイメージも悪化した。野党は塚田氏の議員辞職も求めている。」

この内容で全世界に報じられました。

まだ居るんだね~!!  こうして問題を起こす輩は政治家を筆頭に、会社で言えば社長であり上司。 近年に多かった体育会系の理事や指導者。 つまり、上に立つ立場の者に多いということです。
最近では日産のカルロスゴーン前会長の問題が未だ解決していませんが話の他です。

私が知っている会社の社長や幹部でも目を覆いたくなる勝手気ままで尚横領に近い行為をしていた経営者が居ました。
これら全て何が問題って「大きな勘違い」からそうなっていることが殆どだという事実。
勘違いとは・・・・、政治家は偉いと思っているんでしょうね!!  上司や社長は偉いんでしょうか!?
観ているとよく日産は倒産しないものだ・・・と思えるほどの金がゴーンの思うままに動いていたことになる。

ところで、塚田と言えば新潟では政治家の名門です。  私は彼を責めようとも思いません。しかし、国民はたまったものではないということを言いたい。
分かりやすい日本語で言えば、「思い上がっている」・・・ということだ。
政治家が偉い訳ではない。 本当に偉い人は自分のことを偉いなどとは思わない。 周りに先生とか社長と言われ勘違いが「思い上がり」に化してゆく。  
まるで、この出来事に今だとばかり攻め立てる野党の議員たちも、これも大きな間違いだと知るべきだ。  罪を憎んで人を憎まず。  いつも重箱の隅をつついてばかりいるから何も解決しない。 だからそれは堂々巡りなんだよ。

こういう発言(記事)は殆どしない私ですが、一度はそういう情けない輩に目を通してもらいたい・・・と執筆し始めました。
骨身にしみて目を通してもらいたい。

先日、次の年号が発表されました。 国民は明日への希望に心を躍らせその期待感でいっぱいの時期。 そんな状況下になんと情けない。
一度発言した事柄を「撤回」し「お詫び」すれば済む問題ではありません。  心のどこかに、「自分は偉いんだ・・・」という様な気持ちがあるからこういう出来事が起きるんです。
役職にしがみつきたいから「撤回」しますが、大きな問題にならないことで振り回されている個人や社員がどれほど居るかご存知だろうか!?
パワハラだセクハラだ・・・と間違った対応に走る会社の上司たち。

花見

今年は例年になく良い天候に恵まれてどこの花見会場も大盛況です。

ところが、会社等で催すこの観桜会の席取りを昨今は上司が行っている会社が多いようですね。 全く悲しくなってしまいますね。
花見の席取りなど新人が喜んで買って出れば良いんです。 いやいやするから問題になる。 それと、新人が席取りをしたら上司は心から感謝をすれば良いのです。
本来の花見を楽しむ姿など、遠い過去になる日がまもなくやって来ますね。
これは席取りが問題なのではなくて、すべからく上の者が感謝もなく命令口調で言うから問題になるのです。
楽しいことを準備するのに「命令」は要らないでしょう。
どうしたらこの楽しい会を企てるか、新人にやる気を持たせ褒めながらにこやかに参加すれば良いのです。
若者にも問題がありますよ!  過保護に甘えてるんじゃない。 自分から買ってでる勇気(きもち)が無いからパワハラだのと騒ぎ立てるんです。 上司も部下も新人も一体になれば良いだけのことです。 楽しいことをやるのに命令は不要です。 自分も楽しみたいのなら、上司も部下もないでしょう。

最初に「進物」の写真を載せましたが、日本の悪しきところばかりが目立ちますね。
私も某会社に在籍していたときにトップに頼まれてお中元やお歳暮用品を用意したことがありました。
私はこの進物の行事は良いと思います。  感謝の表れですからね。  でも、行事だから・・・と準備するところにそもそも間違いが起きてしまいます。  
「お世話になった人に・・・」という感謝の気持ちがあるからお中元やお歳暮の進物があるんですね。これは相手に請求するもではありません。
私の知人に当時第一線を走っていた「スーパーダイエー」というSCに商品を降ろしていたいた会社がありました。主婦の店があそこまで大型化したのには中内功さんの大変な苦労があったんですね。 それから何年かして平成に阪神大震災が起きました。そのとき、なんとダイエーの仕入れ担当から見舞金の請求が各取引先にあったそうです。この見舞金は1口1,000万円でこれを断ると取引停止になるというのです!!! もう吉良上野介と何も違いはありません。  ダイエーは阪神地区が困っているというのにほくほく顔だったとか!!   立場を利用したもっとも悪質なエピソードでした。

まもなく、平成が「令和」という時代に変わろうとしています。
この「令和」を総理が何と言いましたか!? 「人々が心を寄せ合う時代」・・・と言っていましたね。
私は日本舞踊教室を立ち上げる時の決意がそうでした。 日本の心ほど素晴らしいものはないことを日本人より観光に訪れる諸外国のみなさんの方がよっぽど知っていました。
日本は美しいと評されますが、それは心が美しいからです。 特に携わっている日本舞踊は日本の美しい心の表現そのものだということがしっかり表れています。

忖度問題で何が言いたいかに戻りましょう。
関ケ原の戦いから3年後、家康が征夷大将軍に任命されて「江戸」に幕府を樹立してから1868年に江戸城が明治政府軍に明け渡されまで265年。
それから明治・大正・昭和・平成が153年。  
ご存知のように、江戸時代のあの「松の廊下刃傷事件」 あれこそが吉良上野介の進物問題であったことはあまりにも有名な話。
政治家なら、経営者なら、この赤穂浪士の内容を知っているはずです。

それが、上に立った途端、「酒」「女」「金」等々大きな勘違いの始まりです。 その姿(父親)を見て育った息子(二代目)がどう正義に立ち向かうかです。

政治家が起こす事件の殆どが「偉くなったとする勘違い」のなにもでもないことは何度もお話しました。
会社の社長が、体育会系で起きた事件の殆どが「立場の勘違い」でした。

あなたたちは「実るほど頭を垂れる稲穂かな」等々の意味が分かっているのだろうか!?

あのイチロー選手が、国民栄誉賞を今回で3回目の辞退でした。
日本には美しい「謙虚」という心、「感謝」という心があるじゃないですか!?

あまりにも世の中が変わりすぎて特に芸事の夢を実現するのが難しくなっています。
びっくりしたのは、一生懸命頑張って来たご老人(にんげん)、これから夢を実現させようと頑張っている若者たち。この人たちを騙して詐欺行為を繰り返す輩。先日「タイ」で15人の若者が振込詐欺の容疑で逮捕されました。 世の中は楽して儲かる仕事は無いんです。 ネットの発展が想像を超えた事件を起こす。つまり便利は人の心を蝕んでしまうということでしょう。

悪いことを数えるんではなく、良いことを探してみて下さい。 目からうろこの出来事はいっぱいあります。
歴史を紐解くと、その殆どは偉人と言われ今尚語り継がれています。
人の為に尽くす人は誰よりも感謝の気持ちで生きています。 それでいて謙虚です。 素晴らしい人間像は日本人が見本と言っても良かったはずです。
それが、感謝を失い自分が自分が・・・では真逆ですね。

正しいご進物は心です。  上に立つ者は人を育てる義務があります。 それこそが伝統です。
自分が目立とう・・・・が「忖度」発言になり、上に立つことでなんでも自分の思い通りになると勘違いする謙虚さの欠如。

昭和から平成の31年間、みなさんはテレビで新聞であの美智子妃殿下を見て来ませんでしたか!?
日本と言う素晴らしい伝統を守り抜いた最優秀選手です。 天皇陛下が「それでは努力賞を・・・」、それに対し美智子妃殿下は「感謝状を・・・」と言っていませんでしたか!?

上に立つ者よ、「令和」こそ人々が心を寄せ合う時代に・・・をスローガンに尽力してください。

素晴らしい世の中になる秘訣です。




















プロフィール

岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
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