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  涙の令和に

スタート

いよいよ令和が幕を開けました。

平成が幕を閉じる1分前から改めて昭和と平成に多くの罪を詫びました。
人間が人間である以上、心とは裏腹にどれだけ多くの人に迷惑をかけて来たかしれません。
一生懸命生きてきたつもりでも、それはどれだけ多くのご加護を頂いて来たからかがこの年齢になるととてもよく分るのです。

目をつむり、手を合わせ、そうした昭和や平成に感謝しながら新しい令和(じだい)のカウントダウンに入りました。
そして、令和の時代は涙とともに過ごしていこう・・・と決心できました。
改めて涙の素晴らしさを知ったように綴っていますが、つい最近平成の天皇皇后両陛下が伊勢路をお車で通ったときでした。
どこからともなく飛び交う言葉は「陛下、ありがとう」でした。
そして多くの人々の頬に涙が伝わっていたのです。  言葉の要らない涙でしたね!

考えてみたら涙には本当に沢山の涙があります。
「嬉し涙」「感激の涙」「悲しい涙」もありました。 勿論悔し涙もありましたね。 「辛いときの涙」は愛する家族や大切な人を失くしたときの涙でした。
不思議なことに、きっと人を恨んだり、怒ったりしているときには涙はこぼれませんね。

国民のために、国民の幸せを祈り続けてくださった前両陛下のお気持ちはやはりその殆ど(こくみん)に伝わっていたということです。

私たちも、いろんな人に接しお世話になりご迷惑をかけて生きています。
人の優しさに触れ頬を伝う涙は宝です。  一緒に頑張って成果を出せた時の達成感はやった者しか味わえない最高の涙に変わりましたね。
涙はその人の優しい心の表れ。  涙のこぼれない生き方はやはり冷酷で残酷なことばかりです。
平和であるからこそ流れ出る涙。 もう一度「涙」について考え直していたらいつの間にか令和を迎えていました。

前述のように、冷酷さや人を憎んだり恨んでいる状態の中では涙はこぼれないという事実。
渋谷でカウントダウンを迎えた若者たち。 皇居で同じくカウントダウンを迎えた若者たち。
立ち去った後にゴミだらけだったのは残念ながら渋谷でした。  皇居に集まった若者は男性で言えばその殆どがネクタイ姿でした。
日本でさえこんなに違うのに、世界を見渡せば想像もつかない人それぞれの考えなんだろうな・・・と思えてなりません。
しかし、涙の種類はきっと世界共通なんじゃないかと思います。

平和であればあるほどその涙に触れて欲しいと思う。 勿論「嬉し涙」にです。

平成の終わりにお稽古場に行って千羽鶴を折りました。
神聖なるお稽古場に舞い降りた鶴のようで我ながら感動でした。 平成の途中で開校したお稽古場に当時は胸膨らませていましたが、半年もしない内にあの[東日本大震災」がありました。
今考えても想像を絶する大惨事だったことは申すまでもありません。

現地はもとより日本中が、いや世界中の涙が注がれました。 悲しくもみんな優しさの表れだったんだと思います。
ほんとうは、出来ることならそんな涙には遭いたくありませんね。

平和の中にも「涙」が必要だってことを知れば人は優しくなれますね。
嬉し涙に触れながら令和を歩いて行きたい。 これが新時代の私の願いです。

生徒さんの幸せ、生徒さんの達成感の喜びに交ぜてもらいながら過ごせたらどんなに幸せだろう・・・・。
令和は梅を楽しみながら歌われた中から誕生した元号。 楽しくやりなさい・・・と言うことですよきっと。

この令和が、嬉し涙でいっぱいの時代であることを願って新たにスタートしたいですね。



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岡部俊雄

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