2ntブログ

 コロナ・安倍総理・若者たち

雪国

この写真の屋根はみな2階建ての家です。 つまり道路は屋根より高いということです。除雪機も消雪パイプも無かった頃の雪国はこれが当たり前の光景で雪国育ちとしては何も驚くことはない。今はもう懐かしい光景だが、ここにとてつもないドラマが潜んでいたことを誰も知らないでしょう。
雪国の若者でさえ昨今は写真で目にするくらいだろうと思う!! これ以上雪が降ったら各家庭はみんなどうしたか考えてみてください。
ひと晩で1m以上積もるなんて全然珍しくない時代。それは昭和40年くらいまで続いたはずです。
傘をさしている姿が見えるのでおそらく昭和30年代でしょうか。その前はマントや女性は角巻でしたからね。

これが4ケ月も続いたらどうします!? いや続いたんです。
屋根に積もった雪は降ろさないと家屋は間違いなく潰れてしまいます。世の中に「絶対」はありませんが、雪国は家を守るために「絶対に雪下ろしをした」んです。
想像してください。1軒の雪下ろしって大体どのくらいな人数と時間がかかると思いますか!?もう中学に上がるくらいになると父親と一緒に屋根に上りました。ご存知のように雪国の家はみな大きな家が多かった。ということはそれだけ屋根の面積は広い訳です。
2人がかりで約4時間かかると思ってください。12月から1月に代わる頃は同じ雪下ろしでも5時間6時間と掛かります。
それを早く片づけようと思えばそれだけ人手が要るということです。降り続く1月頃はそれが毎日です。つまり、雪を降ろさないと家の中の戸が開かなくなるからです。それを過ぎると家は潰れます。
まだありますよ!では、男手や若い力の無い家はどうしただろう・・・・!? つまり誰かに頼まなければならないんです。私の小さい頃は近所の人が応援に来ていました。つまり助け合っていたということです。
ところが、田舎も家に鍵をかけるようになると段々頼めなくなる・・・・。そんな変化をこの目で見てきました。

昭和も50年代に入ると、雪下ろしを頼むのに1人15,000円は雪下ろし代金としてかかったでしょう。冒頭で話したように1人では降ろせません。3人頼めば1回の雪下ろしに45,000円かかるということです。それを1ケ月5回やったら225,000円ということです。これは本当の話です。だから、その頃から屋根に水(井戸水)を噴水のように撒く装置、或いは電気の熱で消す装置等々様々な工夫が凝らされて屋根に上がらないことを考えました。または、屋根を急斜面にした家が多くなったのはそのためです。
この設備費を掛けられない人は従来通り雪下ろしに屋根に上がったという訳です。

私の例で言えば、名古屋から帰って何年か後に新築をする時期が訪れました。仕事が絶好調のときでしたね。市の関係者が視察に来るほどアイデア満載の家が完成したものです。極端に言えば、雪国なのにシャベルが要らない家が完成したのです。
庭に井戸を掘り、家の周りに全て消雪パイプを設置し、雪探知機というのがあって少しでも雪を探知すると自動的に電源が入り家の周りは井戸水の湯気でまるで温泉が湧き出ているようでした。勿論屋根には上がれないほど急斜面ですから、屋根の雪は自動的に落ちます。落ちた雪は井戸水が待っているという仕掛けです。
なぜ水道でないかは昔の皆さんならご存知でしょう!水道は冷たくて雪は消えません。冬の井戸水の温かさは凄い効力でしたね。
今でこそ毎年信じられないほどの少雪で毎年の雪まつりに苦労しているニュースばかりですが。

ここまで説明したことに今回の話題に意味があるのです。
つまり、ここまでの苦労や難儀は今の政治家は経験がないということです。それに代わる経験もそれぞれ同じでしょう。人の苦しみ、お互いに助け合うという心、最近の政治家を見ていて呆れるほどそう思います。
私の友が言いました。こんなとき(コロナ)田中角栄が居たらどうしただろう・・・・と。日本列島をここまでに仕上げた政治家は後にも先にも居ないでしょう。資料に目を通し官僚の言葉を読み上げるからマスク2枚などとなるんです。そのマスクは我が家にはまだ届きません。もうマスクなんて
みな家庭で作っています!!
国民(ひと)の苦しみや辛さはコロナに限ったことではありません。それを今の政治家は知らないから選挙違反だ等自分には実に甘い人間が多い。議員バッチを付け政治家になって何か大きな錯覚をしている。料亭に行ってみたかった等を始め、本当に小者が多くなった国会議員。血を吐くような決意と努力で国民を第一線で守ってくれたまえ。

私は今の安倍総理を責めようとは思いません。それぞれ必死なんだろうからね。しかし、決断を下せる勇気がなくてどうして国民を守ろうと言うのでしょう。これは野党とて同じです。相手(ひと)の揚げ足ばかりとっている小者ばかりです。どうして今国民がひとつにならなければいけないときに与野党1本になって国を守れないのか!?
そんなことだから解決などほ遠いということです。これは私も含め国民一人一人にも言えることです。この国の制度では国民が言うことを聞かないことが今回でよ~く分かったでしょう(勿論全てではありません)
自分が良ければそれで良いという人がどれだけ居るか安倍総理分かりましたか!? 私は前回のブログに「日本は大丈夫」と書きました。それは思いやりのある日本人特有の世界に自慢できる優しい日本人の心を信じているからです。

茨城の皆さんが困っていました?!! 都内がダメなら「地方に・・・」とパチンコ台を求めてまるでゲルマン民族のようですね。政府は「移動しないで・・・・」と言ってるんだ。誰かが「若者ではなくバカ者だ・・・」と言った人がいました。いいや、50代の大人が行動している現実に唖然としますね。
近県のみなさんが嘆いていますよ総理。テレビ局だけではなく、それこそ今SNSがあるんだから全国にその姿を配信したらどうだ!人権がとなるんでしょうが・・・、その者が接触することで感染したらそれは殺人でしょう!!
この実態を解決しない限りこの騒動は収まらないと言っていいとあるコメンテーターが言っていました。その通りです。困ったり苦しんでいるのはみな同じです。感染してから騒いでも遅いのだ。つまり、黙って観ていたら家は潰れてしまうのだ。やらなければならないときは、夜中でも屋根に上がった。晴れている日にだけ雪下ろしをするのではありません。屋根に上がり、降ろした先から自分の後ろはどんどん雪が積もってくる・・・。泣いていても雪は止んでくれませんでした。

子供の頃、雪下ろしのみなさん2~3人に作業が終わった夕方になると母がその人たちに鍋にお酒ともてなしていました。「ありがとう、ありがと」の言葉が飛び交い、笑顔を振りまいて囲炉裏を囲んで手拍子となる・・・。素晴らしい酒飲みでした。
「またお願いね・・・」と母。 大変な1日だったのに笑顔だったことを覚えています。これが生活ですよ。田中角栄はこの豪雪地帯で育ったから、国民(ひと)の気持ちが分る政治家だったんだと断言できます。
いろんな問題を引き起こしている昨今の政治家が本当に国民を守れるのか!?大ナタを振るってこの難題を解決しそれで政治家を終えても良いくらいな度量を持つんだよ。次の選挙を考えている場合かい!? 「いつやるんだ!?」間違いなく即(いま)でしょう!!
小池都知事の方がよっぽど実行力があると評判です。これは必至で都民を守ろうとしているからです。現実味のある素晴らしい行動です。犬を抱いて自宅にいる姿を発信するのが総理ではありません(涙)。いかに苦労をして育っていないかが本当によく分る。

人との接触を控える、出来るだけ移動しない、なのにどうして動くか!?動くなよ。

店を開けないと生活できない・・・?!! みんな同じだよ。 みんな我慢しているんだ。「日本人は大丈夫」・・・と言ったのは日本の国民は人の心に寄り添う優しさがあると信じているからだ。

4ケ月もこの雪の中からどこへも行けなかった雪国の人間こそ日本人として誇れたんじゃないだろうか!?
本当に困る人を救うと決めて一旦封鎖したらどうだ。 そのくらいしないとこの騒動は収まらないように思えてならない。人の命を守るってそういうことだよ。

最後に、若者よもっと現実を見なさい。 有名なアスリートやアーティストたちが一生懸命訴えているのが聞こえないのかい。こんなときこそ自宅で缶ビールさ。出来ないのではない。やらないだけと早く気づけよ。

締めくくりに、50歳代になってこの時期パチンコになんか行ってるんじゃない・・・・。
人間として最後くらい「責任ある行動」を見せて欲しい。 頼んだぜ!!

プロフィール

岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
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