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  コロナ・光が見える

 
モンサンミッシェルF-4

みなさんは「モンサンミッシェル」ってご存知でしょう・・・。 潮の満ち引きで突如道路が現れ、お城まで歩いて行ける有名な城(写真)です。まさにおとぎ話のような現実です。
人間の英知、いえロマンのなにものでもありません!!何か心がワクワクしませんか!?海に浮かんで見えるお城こそあの有名なモンサンミッシェルです。

私はこの城を実際に観たことはありませんが、妖精に会いにイギリスに行った時、まったく同じように海に浮かぶ城に出会いました。
一緒に行ってくださった先生が私たちをびっくりさせようとしたんですね。その城はコーンウォール地方のマラザイアンにある「セント・マイケル・マウント城」と言います。 
海に浮かぶそのマウント城!初めて見た感想は「ワォー・・・」でした!!どうやって建てたんだろう・・・!!?
姫路城や大阪城を見ても時の権力の凄さに驚かされますが、海の中・・・・!!まずこれに驚かされます。
「あそこ(城)に行きましょう・・・!?」どうやって・・・!?
海の中にあるわけだからお城に行くときはポンポン舟に乗って行きました。 
いろいろ城内で説明を受け、3時間も過ぎた頃だったでしょうか・・・・!!?「さあ、帰りましょう・・・」と城を出たときです。なんとなんとマラザイアンの町とその城は陸つづきになっているではありませんか!?(それが下の写真です)

SMM-F6.jpg

一般にはお金をかけずにこのように歩いて行けるんですね。それを先生はわざとびっくりさせるため最初舟で連れて行ってくれたと言うわけです。なんともロマンチックな・・・
そうなんですね!自然の力をここまで上手く利用した人間の知恵。なんとも深く感動したことが今尚忘れられません。

今回のコロナ騒動でふとこの現象を思い出しました。見えなかったものが見えて来る。世界中を震撼させているコロナ騒動に対するそれぞれ国民の心のことを言いたいのです。
最初この海の中にお城を建設ってどんな想像力だったんでしょう!?見えないものが突然現れたときの驚きもさることながら心の描写にこんな構図を思い描けるとは。本当は日本人の方がもっと適していたように思いませんか!?

「見えないもの・・・・」、全く意味合いが違いますが今回のウイルスは本当に誰の目にも見えません。方やロマン、方や恐怖。しかし、見えないものに対する対応の仕方は「ある」・・・ということです。
例えが飛躍しすぎているように自分でも思いますが、満ち潮の時にあの素晴らしい道路を隠してしまう発想!?目の前に現れた道は少~し曲がりくねっています。まるでかぐや姫が月へ帰るシーンに似ているんです。
ところが、目に見えない今回のウイルス群はただただ恐ろしいとしか言いようがありません。見えないからこそ今のうちに見えないものが見えたときに感動する夢のような状況を信じ、全世界の人々がその見えない悪魔と戦うんです。

特に日本人は心の優しさをみな持ち合わせているはず。正しいことに対する協調性のようなものは持ち合わせているはずです。
感性の素晴らしさがいまだに輝き続けているのは人間の素晴らしさ以外のなにものでもありません。
先日、湯沢の湯乃華の芸妓さんからとっても素敵な「動画」が送られてきました。「やっと秋田にも春がやって来ました・・・」と近くの公園で撮ったと思われる桜の満開映像でした。
「皆さんお元気でいますか!?・・・・」と添えられていたのは短い文面でしたが、不思議な感動がふつふつと沸くのを押さえられませんでした。みんな春を待っているんだ・・・。みんな頑張ろうとして自分を励ましているんだ。私は元気ですよと言っている。

その後続けざまに愛媛の先生から写真が送られて来ました(下)。

F-1.jpg

お庭に咲いた花なんでしょうね。「今は外に出ずに庭いじりです・・・」と。 便利な世の中になりました。瞬時にこうして動画や写真が届く。私はこうしたみなさんを妖精と呼んでいます。
イギリスに「妖精に会いに」3度ほど行ってみましたが、最初に引率してくださったのが元明星大学の教授で妖精の専門でいらっしゃる井村君江先生。 
井村先生とご一緒できたことで本当に妖精を深く学ぶことが出来ました。「あなたは妖精とおしゃべりができるのね」と言われたときは????「どういうこと・・・・!!??」と思ってとっても不思議でした。ケルト民族から始まってワイト島で実際にいろんな妖精の棲家を回って歩いたときその意味を知り、正直帰りたくなかったですね。

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どうですか!? まさに妖精の棲む部落(まち)そのものでしょう!?
ここがワイト島にあるシャンクリンの部落です。 ワイト島はロンドンから南へ90分。有名なポーツマスの港からフェリーで向かいます。
私はこの島にすっかり魅せられてしまい、贅沢にも通算3回も足を運びました。この時の正直な感想は「ここを写真などを載せて出版しないで・・・・」と当時一緒に行った学研の編集長に嘆願するほどでした。何故って、観光で多くの人が訪れたらこの部落(まち)は観光客で破壊されるんじゃないかと思ったからです。私たちは当時妖精の研究で訪れていたのでそう思ったんですね。平成の初め頃でしたが当時日本人はおろか観光客らしき人に会わなかったから余計そう思いました。

一体、コロナと妖精の国とどんな関係がある・・・と思うでしょうね。 語っている妖精はイギリスについてですが、日本にもそうした逸話は沢山あります。それぞれの物語は日本昔ばなしなど数えきれないほどありますが、それはまた日本独特の世界、「童謡」にもいぱい作品として登場して来ました。
先のチューリップを見ても「咲いた咲いた・・・・」とすぐに歌いだす。 つまり、童謡には情緒というものがぎっし詰まっています。そして、それぞれに郷愁や思いやり、優しさがいっぱいでしたね。これこそは日本人の財産なんですよ。

昭和に流行った流行歌や演歌が何故にあんなにも多くの国民の心をとりこにしたんだろう・・・、そう考えてみたことありませんか!?それはきっと原点に童謡のように、思いやりや優しさがいっぱい詰まった日本独特の曲調(ぶんか)だったからでしょう。

花F5

コロナ騒ぎで「コロナ離婚」などというニュースがまことしやかに流れています。なんの解決にもなりません。それ以上に悲しくなってしまいます。おそらくあの素晴らしい童謡を心から唄ったことのない人たちなんでしょうね。

今、国民全体が、「何の為に頑張る」・・・のか!?
そんなことは分り切っている筈です。最初のお城に感動したように、何気ない自然の美しさに心奪われるように、各々にはそうした優しさや夢が必ずあるはずです。花や自然は声を出すことをしません。しかし、人間という代物は最初は好きで一緒になった夫婦の筈が、いつのまにか「うっとおしい・・・」とまで嘆くようになる・・・・!!?家庭内でさえそうです。まして他人になどその優しさを心に持つことなど出来なくなる・・・!?
違いますね。「自分はどうなんだい!?・・・・」と問われたら何と応えます!?相手を思うとはそういうことではありません。美しいものは理屈なんかなく美しいと思うように美しいんですね。モンサンミッシェルも、セント・マイケル・マウント城も人間が作ったものです。
おそらく豊かな心が成し得た賜物なんじゃないでしょうか!?自分の言葉でないものは相手に伝わらない・・・・。残念ながら今の総理大臣がまさにそうです。失敗してもいい、自分の言葉で話しかけてみてください。日本人は馬鹿じゃないですよ。
「一票を託すって命を預けることなんだ・・・」と国民は分かったでしょうか!?選挙の一票の重要性が分かっただろうか!?選挙に何故行かなければならないのか!?他人事では国は成り行かなくなってしまう良い事例です。

今回は目に見えないものとの戦いです。国民が一丸となる以外に無いんです。目に見えないものがウイルスではなく、明日の「希望」だとしたら、あのモンサンミッシェルのようなおとぎの国(しろ)が誕生するんです。
目に見えないところにこそ英知をしぼる。そのことで見えなかったものが見えてくる。勇気のない優しさは優しさとは言いません。

日本舞踊もそうです。私はよく言うのですが、稽古は不可能を可能にする・・・・と。つまり、努力に勝る天才は無いのです。この努力の先にあるものこそ最初は見えないんですね。他人(ひと)に頼るのではなく、自身の心で行動してみてください。
よく最近「正しく恐れよ・・・」と言われます。素直になりなさい・・・・ということです。
この時期に、夫婦喧嘩してなんの得になるんですか!?ストレスと逃げてはいけません。誰だって苦しいんです。光が見えないのは素直じゃないからです。心が豊かであれば優しくなれます。優しくなれれば周りは穏やかになります。穏やかでいれば光は必ず見えます。

どんな事態が起きても、春が来れば必ず夏がやって来るように、夏が来れば写真のような光景に出会えます。日本はいいな~・・・と思えた瞬間はこうしていつまでも心に残ります。
家族で、この間一生の思い出になるような時間を作ったらどうだろう。たったひとこと「ありがとう・・・」をい言うだけで空気が変わる。辛いのはみんな同じです。
昨日も生徒さんからメールが届きました。「早くお稽古がしたい・・・・」、「先生に会いたい・・・・」と。この一言に私も先生も心に張りが生まれます。人の想いって凄いな・・・・って思いませんか!?
「今は元気です。元気ですが、やることがありません。やることないから草むしりしています・・・・」と。草むしり結構、どんどんやってください。

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悲しいかな、今は終わりの見えない状況です。私もそう思います。こうして話をしていても空しくなることさえあります。
でも、夢や希望があるから頑張れる。違いますか!?困難な時だからこそ大きな発明が生まれる。まさに今までに無かったコロナウイルスをやっつける治療薬が生まれようとしています。
美しい城を、美しい庭を・・・作りたい・・・・。そんな夢に代わるそれぞれの夢に向かって今まで見えなかったものが見えるよう頑張りたいですね。そういう意味で今は「我慢」です。

綴っていて自分でも「口でならなんとでも言えるな」・・・と思います。 
「信じる者は救われる前に騙される」・・・なんて冗談を言った人が居ますが、想像を絶する状況の中、間違えば命を落としかねない医療の最前線で頑張っている医療従事者がいるではないですか!?波島陽子日本舞踊教室にも5名ほどの看護師さんがいます。偉いな~、大変だな~!!頑張れガンバレとしか言えませんが私たちは自分が出来ることをやる。愚痴を言っても、文句を言っても事態は変わりません。国全体で、世界が驚くような心の城を築こうではありませんか!?その心こそが解決の糸口であり安全への出口だと思うのですが。

これほど自主性を重んじる国はありません。それはあなたを信じているからです。だから、自主性は勝手に行動して良いということではありません。
愛する人を守るために、国民が今こそ一体となって行動しましょう。必ず光は見えますよ。

ここまで綴り一旦アップしてから隅田川を散歩して来ました。もう2年も「四つ葉」を見つけられずにいましたが、先ほど散歩(隅田川)していて発見(みつけ)ましたよ!!
妖精が居るって本当でしょう!! さすがに嬉しかった。たんぽぽを見上げるように凛としている四つ葉。
光が見えるってほんとうでしょう・・・・

四つ葉-A

「えっ!どこか分かりませんか!?・・・・」 探してみてください。
さすがに今日の散歩は最高でした。 殆ど人気(ひとけ)のない隅田川散策道。たんぽぽもいっぱいでしたよ。






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岡部俊雄

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