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  貧しい心が罪と思え

モンゴル A

ここは中国とロシアに囲まれた「モンゴル」です。 この道をまっすぐ進むとロシアに行くそうですが、果てしないという言葉がピッタリの風景でした。。
私は仕事でこの地を2度ほど、個人的に2度、計4度足を運びました。あれからもう20年ほど経っていますが、当時は貧しさそのものがとても強い印象として残っています。

この地に何をしに出掛けたかのキッカケは「支援」が目的でした。
当時はマンホールチルドレンがまだ沢山居たり、学校へ行きたくても行けない子供たちに何とか役立つならと当時勤めていた会社の社長を説得し総額1,000万円もの衣料品を贈りました。
どうしてモンゴル・・・・!?って思うでしょうね。 たまたま当時の大相撲界に旭鷲山というモンゴル出身の力士を知っていて「旭鷲山基金」を通じて立ち上がったのがきっかけでした。
そんな関係で様々な施設、大学を訪れ当時モンゴルの文部省に表彰を受け大学で学ぶ奨学金制度を設け3名ほど面接で選び支援体制を構築しました。今その子たちはどうしているでしょうね。
賑わいの中心はウランバートルだけで少し車を走らせたら殆どこんな風景です。さすがに寒かったです。

イギリスに行ったときも、インドに行ったときも、スラム街は必ずと言っていいほどありました。

今回のコロナで日本だって職を失った人は少なくないそうです。それでもみんな必死で頑張っています。それは家族を守るためです。生きるためでしょう。

そんな最中、またもやお笑いタレントの不祥事(不倫騒動)が日本中を騒がせています。こんなニュースがトップに来るんだから平和って言ったら平和なんですね日本は。

私は様々な人との出会いを通して、いつしか満たされた者の心理が分かるようになりました。

学校を卒業する頃はよほどのことが無い限りみな横一線です。様々な夢に向かってね。
家庭が裕福で大人になった者、頑張って頑張ってなんとか有名になった者。こんな世の中ですから宝くじに当たったような状況で事業が成功し裕福になった者。近年問題になったスポーツクラブ(連盟)の親方になった者、僧侶として繁栄し続ける寺のトップになった者。みな共通していることはリーダーです。

特に顕著なのが会社の経営陣です。それは政治家でも同じことが言えるでしょう。大きな共通点は「勘違い」です。
まず、偉くなったと錯覚しているんですね。その証拠にそうした人物から必ず姿を消してゆくのが「優しさ」です。
偉くなったと思っているんだからこれ以上始末の悪い者はおりません。反発するものは首にする!!? どこかの国(北朝鮮)に似ていませんか!?

だから、ここで起きるのが「何でも自由になる・・・」ということです。部長以上になるとこの錯覚は止められなくなり、その最たるものが社長で「不倫」がスタートします。これは先のお笑いタレントも同じです。「自分は有名なんだ・・・!」「俺は社長だ・・・!!?」は何も変わりません。
僧侶は質素を旨とします。それがどうしてベンツに乗っているんでしょう・・・!!?勿論各自自由ですからベンツに乗るのは甲斐性かもしれません。
違いますね。修行を通し、悟りの境地を模索した日蓮や親鸞・法然上人等々を学んだはずじゃありませんか。
到達した域は全て「心の持ち方」だったはずです。

学校の先輩でも、会社の上司でも、狂ったように怒る者を見たことあるでしょう。
今でも大問題になった役所のいじめのニュース。たった一人の職員を庁舎から離れたまるで物置小屋にたった一人追いやった話。令和の時代にですよ!!貧しい心の典型ですね。
つまり、事件・事故・または浮気等々は心の持ち方の勘違いでしかありません。今回のお笑いタレントの浮気事件にしても一番そばにいた相方が「調子に乗ってる・・・」「天狗になっていた・・・」と嘆いていましたがこれは彼らにとって麻薬よりも恐ろしい驕りから生じた出来事です。結婚したばかりの・・・、まだ乳飲み子がいるのに・・・は関係ありません。
ひと言でいえばそれは決して出来心ではありません。人間(ひと)としての優しさは皆無です。私に言わせれば「何様のつもり・・・」でしかありません。美人の奥さんがいるのに・・・・、では普通の奥さんなら良いんですか!?普通のって何ですか!?貧しい心に涙も出ません。世間では基本奥さんを大切にしていますよ。だから幸せなんです。
人間って本当に単純なもので、奥さんに、或いは恋人に優しくして欲しければ「自らが優しくしてあげたらいい」んです。そんなことは簡単なことです。それはそのまま自分に還って来るからです。

威張った僧侶、威張った社長、威張った指導者を多く観てきました。共通しているのは「勘違い」です。もっと言えば成り上がりでしょう!
浮気とういう言葉は軽い言葉です。これからは「浮気(うらぎり)」と読むべきでしょう。人を苦しめるような人に限って調子の良い人間の多いこと。仏教的に言えば、「いい死に方は出来ないね」・・・でしょうね。

今回のお笑いタレントが大バッシングを受けていますが、もうやめた方が良いと思う。なぜなら彼は「信用」という大きな財産を完全に失くしたのだから・・・!!それに今から想像も出来ない針のムシロが待っているのだから他人がとやかく言うことではないでしょう。

私が会社(勤め先)を辞めた2つの会社の理由が2つとも共通していて女性に現を抜かす経営者に愛想が尽きたからが原因でした。浮気の金は全て会社の経費でしたからね。その社長の浮気をサポートしていた常務のご機嫌取りなど小説にもなりません。
従って社長に媚びる常務の心は従業員にとっては鬼に見えたでしょうね!!分かりやすく言えば、「働け働け・・・・」で決して人間扱いではありませんでした。会社は大きいんですが労働基準局に何度相談に行ったことか・・・・。
そうした人たちには「自分が見えない」ことも学びました。綺麗ごとを言う訳ではありませんが、私がそうしたそれぞれの会社の何人かとずっと今でも交流が続いているのはその人たちを守らなければ・・・と行動していたからです。
今回のお笑いタレントの相棒がこぼしていましたね。「あいつは売れっ子になったと勘違いしているんですよ」と。

政治家でも、そうそう日舞の世界でも同じです。
「実るほど頭をたれる稲穂かな・・・」 、みんな知っているはずです。自分を制してくれる者が居なくなると本性が出るのは当然です。
人間はそのときなんですよ。

仏の世界に天国と地獄とがあるそうです。
どれだけ善い心で旅をし続けて来たか・・・・、それだけですね。

幸せって、もしかしたら心通じる人にどれだけ出会えたかでしょうね。そんなご両親の間で育った子等はどんなに幸せでしょう。

世の中には、「離婚経験者」も決して少なくありません。
人生を歩く方向性の違いや、どうしても優しい気持ちになれず離婚した人も少なくないはず。だから離婚は決して悪い訳ではありません。歩く道を模索したことで離婚した結果開けた道も少なくないはずだから。

今回のコロナで人員整理を余儀なくされた経営者も少なくないようです。別れざるを得ないとき、また会えるような関係性が保てたら大正解です。相手を思いやる心があれば決して人の心を傷つけることなどないはずです。

人の一生は重荷を背負いて遠き道をゆくがごとし。急ぐべからず 不自由を常とおもえば不足なし
こころに望みおこらば、困窮したる時を思い出すべし
堪忍は無事長久の墓、いかりは敵とおもへ
勝事ばかり知りてまくること知らざれば害其身にいたる
おのれをを責て人を背むるな
及ばざるは過ぎたるよりまされり


徳川家康



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岡部俊雄

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