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 売上を上げる秘訣 第1位


正しい挨拶が秘訣
あいさつA

コロナコロナで人間(ひと)の心まで変わってしまったようです。注意信号ですね!!

基本的に販売員の接客態度があまりにも大きく変わりすぎて実際経営者も困惑マックスなんじゃないでしょうか!?
ネット通販とやらで何でも簡単に購入できる昨今、「接客」そのものが死語になってしまいそうです。

今の若者たちは伊勢丹や三越と言っても何かピンと来ないのでは・・・。それどころか、そうした日本を代表する老舗百貨店の役割ももう終わったような気がします。
昭和を代表するそうした老舗百貨店は一体何が凄かったのか・・・!?昭和を頑張っていたみなさんならその素晴らしさは良く知っている筈です。

今回は、日本の商売の成功の秘訣をお話ししたいと思い綴り始めました。
特に現在頑張っている「社長」や「店長」にお話ししたいと思う。

まず、昨今の経営者は「こだわり」と「信念」が無さすぎです。
昭和時代にも例えば「カルピス」はありました。 お中元やお歳暮と言ってこの「カルピス」を贈ります。お店のキャッチコピーは「心を込めて」とか、「心を添えて」となります。
考えてみてください。別にその「カルピス」をスーパーで買って贈っても良いはずです。スーパーとデパートのカルピスの味が違う訳ないのだから。
では、なぜ三越や地元の有名百貨店で同じ「カルピス(例えば)」を贈ったんでしょう。 それは、最も日本人が大切にしている「心の贈り物」だからです。それが信用となり価値であったんですね。

いくら昭和でも、そこまでゆくには相当の社員教育というのがそうした信用を支えていたのです。
今、そうした礼節を社風として・・・などと言ったら社員(店員)は辞めてしまうということです。

勿論、私にもその経験は山のようにあります。
一致団結していたから店の雰囲気はまるでドラマのように素晴らしかった。 もう12年ほど前ですが、波島教室でもそんな事件はありました。波島自身は今でもずっとずっと前からでも何か人に命令するようなことは一切無かった人です。
頼むより自分がやった方が良いと全て自らやってしまう。今でもそうです。しかし、大所帯になるとそうもいきません。
当時お稽古場が出来たばかりの頃、私も一緒に教室の大掃除をやったことがありました。ここで、生涯忘れられない出来事が待っていたのです。それぞれ手分けして様々な箇所を掃除していましたが、その時一人のお弟子さんに「一緒に手伝って・・・」とお手洗いの掃除を手伝ってもらったことがありました。すると翌日から来なくなったという事件!!
長いこと生きていますが生まれて初めてでしたね。それからというもの手のひらを返したように凄い態度に出て来た若者がいたのです。

昔は師匠に掃除をさせるなどあり得ない。勿論、私も波島も命令するなどではなく、人としての修行の一環にとも思うのですが、これからの若者はとても難しいと当時強く感じたものです。
だからと言って、お弟子さんとしての在り方や人としての振る舞いこそお稽古の大切な要素ですから、そこを飛ばしては人間教育にはなりません。

私が昭和の時代に「日本一の販売員になろう・・・」を目標に頑張っていた青春時代を想うと月とスッポンです。
当時、名古屋の老舗で燃えていた私はその目標の通り、率先垂範で素晴らしい店づくりに挑んでいました。

頑張る動機づけ(指導)に行った事例をいくつか紹介しましょう。
① 挨拶は人の心を開く鍵
挨拶は先手必勝とも言います。挨拶を先にされたら借金をしたと思え。
つまり利息をつけて返す(挨拶)のが嫌なら先にしなさいということです。だからと言って不貞腐れた態度で「おはようございます・・・」と言っても逆効果。つまり、挨拶は優しい心を添えて・・・ということです。
これを徹底させるのは当時でも本当に大変でした。それはみんなが全て気分や機嫌が良いとは限らないからです。特に女性は細かなところで陰湿になり同僚同士口を利かないなどということも多々ありました。
そこで取った私の行動は「喧嘩の原因である者」を即店から退去させたのです。その退去命令が凄かった。
つまり、人間だから言い争いや細かな喧嘩等で口を利かないなんて日常茶飯事だったのです。でも、そこは店の中。つまりお客様が買物に来るところです。
何も知らないお客様に迷惑はかけられない。楽しいお買い物の出来る環境でなければお客様は来なくなる。来なくなるどころか評判が評判を招んだら一大事。
喧嘩モードの店員(にんげん)は会社にとって不利益しか与えない、つまりマイナス要因だから店に居たら給料は払わない。その人が居なければ店は安泰だから商売になる。これです。分かり辛いかも知れませんが、喧嘩の当事者はその雰囲気で店にいるなら自宅に帰す。
喧嘩の張本人が店から帰ってくれれば給料を払う。店に居たらマイナスだから給料は払わない。これは徹底してその内容を説明し2回だけ実践したことがありました。勿論経営者の許可が必要です。
「店長は本当にやるんだ・・・」、その実践以降店内でのいざこざを起こすことはなくなりました。いくら給料が出るからってそういう休み方はまともな人間には出来ませんでしたね。
この強制退出にはもうひとつ打った手がありました。それはどうであれ、一旦帰った社員が翌日出勤しやすい環境を作ってあげるということでした。理由が理由ですからやはり出社しづらいですよね。そこで、休んだ人が出社した時は普通以上に明るく楽しく接してあげることでした。店全員が・・・です。

②次に日本一の販売員になろうのスローガン
「心を込めて接客するんですよ。挨拶は丁寧に・・・」等々販売員の最高のおもてなしの秘訣は数えきれないほどあります。
杓子定規に説いても言葉は軽くなるばかり。その当時思い出してぶつけたのがみなさんの経験です。

つまり、誰にでも「嫌な店」、「二度と行きたくない店」のひとつやふたつあるんじゃないかと・・・。その反対にあの店に行きたい。あの店を友だちに紹介してあげたい・・・」と。
この両極端をその店員さんの行動でマイナスとプラスに分けて思いつく限り書き出させました。結構あるものでしたね!
ということは、私はお客様にどう観られているんだろうから話し合いました。店長の私が命令するのではなく、その応対方法はみんなで作り上げよう・・・・と。

出るは出るは!!
その回答を基にみんなに訴えました。
こんな店、こんな店員がいるんだ・・・・「嫌だよね・・・」
こんな店、こんな店員さんが」いるんだ・・・「素晴らしいね~・・・」
11名も居た販売員は全員一致で目が覚めたように「嫌なことは止めよう・・・」、こんな素晴らしいお店があるんだ・・・、この人たちに勝たないと日本一になれないんだ。
このプラスとマイナスは非常に説得力がありました。以降、積極的に全てに行動するようになりました。
私たちは「幸せな気分」を添えてお買い物して頂くんだまでになったのです。

損得ではなく、お客さまの笑顔が見たいにまで発展したお店は当然その評価を得新聞にまで採り上げられたのです。
心を添えようとするとその微笑みは必ず相手に伝わることを当時の若者(私も若者でしたが)全員が知ることになりました。

そして名古屋駅地下鉄振興会(名店街)のモデル店になったことは言うまでもありません。

私はよく口にすることがあります。 「便利さは人の心を奪う・・・」と。
オレオレ詐欺など論外ですが、それに近いような心と心の交流のない時代が作られてゆく。そのことを本気で考えているだろうか!?
このままではあの素晴らしい日本が無くなってしまう・・・そう危惧する人は私だけではない筈です。
人の温かな心に触れて嫌な人が居るはずがない。「干渉されたくない・・・」、これは少し意味が違うと思う。

どこで買物をするか、どこで食事をしたいか・・・・。もてなされたからです。美味しく頂けた環境があったからです。その時みなさんはなんと言いますか!?「また来たいね」そう言うはずです。
挨拶も「こんにちは」と口を開けば挨拶したことにはなりません。まず心でしょう。

私は、波島陽子を観察して12年ほどになります。
勿論芸能界はいろんな人がいます。でもその殆どは直接的に自分が優先です。それが悪いとは言いません。しかし、現在の波島陽子のそれは私が名古屋で過ごした青春時代そのものを今現在周囲の人に施しています。
この時代に希少価値と言える実話です。そうした意味で波島教室に通う生徒さんは幸せですね。日本の伝統を、日本の文化を通して細々ではあってもそのお一人でも多くの若者に継承し伝承する尊さをこれからも今まで以上に見守っていきたいと思います。

テーマは「売り上げを上げる秘訣」でした。あれから40年という漫談がありました。これから40年、是非日本人として誇りの持てる生き方をして欲しいと若者に訴えたい。自分の損得だけで生きていると失うことがあまりにも大きいですよ。

人に愛されれば売り上げが上がらない訳がない。
ただ、波島の場合、商売では出来ない貴重な行動力だっていうことです。

地球上に、ほんのちっぽけな日本を見ることが出来ます。
しかし、その想い、その心は世界一であることが分かります。同じ一生、豊かな心で歩きたいですね。


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岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
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