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 隅田川と私 4

浅草の歴史に触れながら
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言問橋から川沿いを桜橋まで、ここから勇気を奮って白髭橋まで私の新しい挑戦(散歩)が増えたのが今年8月。
つまり、桜橋から次は白髭橋になりますが、ここまで歩くと帰るまでに約2時間近い時間を要します。しかし、ここ桜橋から白髭橋までの川沿いを歩かないとこの壁画に出会えません。

分からないことも多いのですが、映画や芝居の舞台になった昔の浅草界隈をのぞき見できて結構楽しい。

昔の町民の人数はこうしてみても想像をはるかに超えてまるで時代劇の世界に飛び込んだ気持ちになれます。


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これらは歌川広重の作品のようですが、堤(壁)に映されたこうした作品は横が約2mもあるかと思うほど大きな作品で迫力すら感じます。
浅草の隣町になりますがこの「今戸」という地名、まさに時代劇の舞台です。芸者さんが三味線弾いて・・・、なんとも粋ですよね。


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写真の仕切りが悪いのは堤が斜めになっている関係で作品に対し平行に撮れないのでどうしても前後左右が変な切れ方をしてしまいますが、そこは見過ごしてご覧になってください。

東京名所四十八景とされていますが、ここに紹介した作品以外は吾妻橋から東京湾に向けてきっと掲示されているんだと思います。吾妻橋から国技館に行くときに何枚も観ましたからきっとそうでしょう。


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日本で初めて電動式エレベーターが付けられた凌雲閣です。 あまりにも有名ですね。
波島陽子も今から8年ほど前にこの建設記念かなにかの記念式典に招かれて伺ったことがあります。「すしや通り」を言問い通り方面に歩いて突き当りに今は面影すらありませんが、現在パチンコ屋の場所がその凌雲閣だったとか!?

高倉健のやくざ映画にときどき登場していましたね。


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この作品にも凌雲閣が見えます。この位置だとすればこの賑わいがどこかもわかるほど私も浅草の住民になりました。
上空を初期の飛行機が飛んでいるのでまさい時代がハッキリと分かります。


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私は正月元旦は浅草寺が混むので毎年初詣はこの「待乳山聖天」に足を運びます。
昔は聖天様からはこんな景色だったんですね。ビルの無い時代の光景に日本の素晴らしさを感じます。


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船頭さんの漕ぐ舟はこれも待乳山神社へと向かった作品だったんですね。浅草と言えば江戸吉原・・・、また花の𠮷原と言いチョキ舟に乗って吉原を目指した話も有名です。
「隅田川」・・・という歌も当時をしのぶ有名な作品でした。日本舞踊等々では粋な芸者さんのエピソードでいっぱいです。


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まさにこれが隅田川の花火大会です。
コロナで花火に限らず、芸能の町浅草もすっかり灯が消えてしまいそうでしたが、江戸は浅草、来年こそはその賑わいを見せて欲しいものです。

とにかく隅田川堤防は素晴らしく整備されていて、最高の散歩コースです。
ジョギングしている人、釣りに興ずる人、犬の散歩。かと思えばトランペットを持ち込んで練習する人等様々です。私も多くの河川を見ていますが、本当に素晴らしい場所です。

ヘルニアで当初はプールでのリハビリでしたが、今はなんとか時間をつくり、予定のない限り隅田川の畔を歩いています。

「都どりさえ一羽じゃ飛ばぬ・・・・♬」と唄われた隅田川。
少しの歴史、少しのエピソードを知っていたら贅沢なほど楽しい場所です。




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岡部俊雄

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