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 日本の心こそ日本舞踊


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コロナ禍に、波島陽子日本舞踊教室ではなにか奇跡のような出来事が起きています。

生徒さんやお弟子さんの中には芸能関係で頑張っている若者が20数名在籍してますが、教える側としたら責任重大です。
今月は特に体験されるみなさんが多く、「何かあったんだろうか・・・!?」と波島と話しているところなんですが、増えました。昨年6月から昨日までの入門された新人さんの人数は奇跡だねと波島も首をかしげるほど。

ご存知のように、今は日本国始まって以来の災害と言っていい毎日です。国民の心が疲弊し感染した人を誹謗中傷するまでに人の心も変わってしまったようにおもいます。

確かにそうですね! 自分に災難が来なければいいんです。つまり自分さえ良ければ・・・がこのコロナがまん延した中で悲しいかな少しずつ顔を出しているのでしょう。無責任ですね。
びっくりした実際のニュース。今回1月の「非常事態宣言」発令に対し、テレビのレポーターがマイクを向けた該街頭ンタビュー。
「えっ!そうなんですか・・・? 明日から緊急事態宣言が発令されるんですか!・ それは困った。それじゃ早速仲間を呼んで今夜酒場で飲み納めをしなきゃ・・・・!!!!」
言葉がありませんでした。人はいろいろなんですね。医療従事者がどれほど頑張って辛い思いをしているか?

波島教室も昨年緊急事態宣言後、「空気清浄機」、「大きなアクリルパネル」、「加湿器」等々、勿論体温計や手の消毒からマスク等々の徹底。 お陰様で波島陽子日本舞踊教室はその殆どが個人稽古なので本当に救われています。

師匠の波島陽子の生徒さんへの気の使いようは尋常ではありません。ここまでするか・・・という徹底ぶり。
それだからこそ安全が保たれているんですね。

何と言っても驚くことはこれだけ生徒さんが増えたのに、決して手を抜かない指導ぶり。
ずっとずっと波島の人間性をお話しして来ましたが、ここでの生徒さんは本当に幸せですよね。
どこまでも温かな心で接し指導する。とても真似の出来ることではありません。私はそうした姿を見て、そして舞台を観てきました。皆さんが評価くださるその素晴らしさはまさにこの心にあるんですね。つまり、作品はやはり心だということです。

ご存知かも知れませんが、これが商売なら決してできません。
今はコロナですから舞台は少しお休みですが、通常なら3年か4年に一度発表会を大劇場で開催します。私はここでずっとずっと波島を見てきました。この人は商売の出来ない女性(ひと)だ・・・と。

普通日本舞踊の舞台に上がるときは、メイク・や着付師、また衣装、そして大道具(作品によって)は費用がかかるのは当然です。「浴衣ざらい」等でちょっとした会場でやるのならともかく、それにふさわしい金額(ひよう)のかかるのは当然です。それでも昔と違うのだからと言って波島はその費用をかなり援助します。それは大舞台に立たせてあげたいからが大きな理由です。ほんの少しの費用であの舞台・・・は本人にとって大変な思い出になるでしょうね。
なんのために舞台を開催するのか・・・・、頭をかしげたくなるような援助だからです。それが波島の徹底したやり方であることが2回3回とやるうちに判ってきました。

それは人を育てたいとする心根なんですね。
最近は本当に応援しがいのあるお弟子さんが増えてきました。時間というのはかかるものですね。

日本の心を伝えたい。段々平成で固まりつつあるほど若い生徒さんも多くなりました。時代がどんなに変わっても、「感謝の心」、「思いやる心」、「謙虚な心」、「人に優しい心」を身に着けて欲しいを主願に頑張っています。
そうした心が身に着いてこそ正しく成長するんですね。これは金には代えられないものです。調子いい若者に決して育ててはいけない。
マンモス校になって尚この心根を失わずにいる師匠をしっかりと守らないといけません。

コロナ禍で人の心が変わったとされる昨今。こんな時だからこそ、正しく心を育てないといけませんね。
でも、素晴らしいお弟子さんに恵まれて波島は幸せです。

プラスの問題もマイナスの問題もいくらでもその辺にゴロゴロ転がっています。
迷子になりそうになった心を日本舞踊を通じて楽しい希望ある未来へ導いてあげることが出来たら最高です。
心のどこかできっとそう思っているのかも知れません。






プロフィール

岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
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