2ntブログ

 日本人の心こそ文化

振付作品TBA

大寒が過ぎ、少しずつ梅も顔を出し始めるころとなりました。 どんな辛いこと、どんな苦しいことがあっても間違いなく季節は巡って来ます。この自然にだけはどんな科学をもっても逆らうことはできません。

コロナコロナと恐れている間にももう1年が過ぎたんですよ。私の知っている限りこの間だけでも人間(ひと)の心は大きく変わってしまいましたね。生きてゆく為でしょうか・・・。
お稽古場の近くの大きなお店もとうとう昨年クリスマス前に店をたたんでしまいました。あの店も、この会社も・・・ともう決して他人事ではありませんね。
「どうしたら良いんだろう!?」・・・、こっちが聞きたいくらいです。やはり、仲間が、友が元気でないと困ります。
先日、2回目の緊急事態宣言が発令されることが決まり、明日からという時に、各テレビ局は街頭インタビューで賑わっていましたが、新橋である男性が「そうなんですか!?明日からですか?、それじゃ今夜友だち誘って飲み納めしなきゃ・・・・」、まるで元トランプ大統領のような人が!!!?

みんな必死でその収束に努めているというのにね。困ったものです。

そんな中、たまたま2日ほど前に私に1通のメールが届きました。詳細は公表できませんが、内容は波島陽子日本舞踊教室の指導者に対してでした。
沢山あるお稽古場の指導者に対するご意見でしたが、涙が溢れそうになるほど感動しました。
つまり、もったいないほどの波島陽子に対する評価だったのです。指導者冥利に尽きますね。

自分が経営している道場に対しての評価は何よりも気になります。どこで、どうリサーチしたのか、波島陽子の道場はもう8年も前からその人気ランキングが1位なのです。
老舗の流派をも追い抜いてです。その内容は本当に明確でした。授業料が安いからトップでは勿論ありません。前にも波島が教室を開校した理由をお話ししましたが、ご存知のように波島陽子は昨年末に他界された女剣劇で名を馳せた「淺香光代」先生の内弟子でした。
芸事が好きで飛び込んだ世界は決して甘くはなく特に淺香先生の厳しさは格も違ったようです。それが波島には幸いしたんですね。お芝居とともに日本舞踊のお稽古が出来る環境は全てが財産になった訳ですから。

しかし、踊れる人なら全国に本当に沢山います。波島はこの伝統を何とか一人でも多くの若者たちに伝えたいと考えての独立でした。しかし、教室を運営するということは頭に無かったのですね。
つまり、わざわざ上京し、交通費・宿泊・お礼等々の出費は昭和が去ってからはその形や想いもみんな変わってしまいました。そこで決心したのが、「振付ビデオ」での教本形式での普及活動です。今日もご注文が届いていましたが、立ちあげてから今日までのその愛好者の数は夢のようです。それだけの需要があるということはもう立派な指導者です。

ところが、今の波島陽子の指導スタイルに慣れてしまった私はそれが当たり前になっていましたが、時々頂く生徒さんの生の声(メール)に胸を打たれているのです。
「指導力があれば怒らなくていい」と言いますが、波島の指導方法はまさに日本舞踊を日本の心で伝え(しどう)てゆく名人に達していると断言します。心の優しさは間違いなく若者を育てています。夢や希望を与えそこに喜びまで添えられる師匠はそうそうお目にかかったことがありません。
今回届いたメールをきっかけに今までのお手紙やメールも再度目を通してみました。コロナ禍の中にあって何故こんなに生徒さんが増えるのか!!?生徒さんも幸せですが、もっと幸せなのは師匠波島陽子本人でしょう。

穏やかというのは素晴らしい空気です。感謝というのは素敵な喜びです。謙虚というのは人の心を開きます。
日本舞踊教室のまさに役割ですね。

「振付ビデオに収まっている映像や解説シーンにまで陽子先生のお人柄が出ています」とお手紙も頂きます。
「素晴らしい日本の心を体験できた昭和が去って、令和になって尚その責任を背負って歩く波島に拍手喝采ですね。」これは取り巻きのスタッフの声です。

日本の心こそ文化です。外国人はその心に触れたくてやって来る(観光)ことを忘れてはいけません。

インバウンドに関わるみなさんも、商売の前にその心が大切であることをよく理解し、コロナの明ける前までにその心の準備をして欲しいと思わずにはおれません。
コロナにかきまわされて人の心まで失ったらおしまいです。

もうすぐ春だから尚更です。







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岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
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