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 笑 顔 5

学生時代には気付かなかったことのひとつに、社会に出るとこの笑顔の影響は想像を遥かに超えることを肌で感じるはずです。 基本的には、相手に好意を抱けないとなかなか自然な笑顔というのは表に出せないものです。 好意はときに愛情にも変わります。先に紹介したように、生れた我が子に一番最初に求める行為は、みなが揃って笑ってもらうための行いです。
「笑った笑った・・・! 可愛い可愛い!」と育てられて、いつから笑顔を表に出せなくなってしまうのでしょうか? ここが一番大事だと思ってください。 鬼の目にも涙との例えもありますが、誰もがみんな優しい心は持ち合わせているんですね。 相手が信用できなかったり、自分だけ良ければといった考え方が凝り固まってしまうと、笑顔も自然と使い分けてしまうようです。
集団が笑顔であれば業績が上がることを説きましたが、であれば経営者はいかにして笑顔を集め、自らも率先できるかです。 自分の心の都合で笑顔(感情)を使い分けられたらたまったものではありません。
「笑顔」は相手の心をリラックスさせることのできる特効薬のようなものです。私は器械体操を経験してよく理解できるのですが、鉄棒にぶら下がる前にいかに緊張せずリラックスできるかです。競技場で演技前に笑顔をつくるというのではありません。目には見えませんが心に笑顔を添えるだけで不思議とリラックスできます。
リラックスできれば普段通りの演技に近い表現が可能になるのです。 もし演技前に、「いいか、着地失敗するなよ!」なんて先輩に厳しい口調で言われたらどうでしょうか?緊張の極限が待っているようなものです。
勿論、何事にも適度の緊張は良い効果をもたらします。これが人間たる所以なんですね。
心の奥から自然と溢れ出る笑顔があれば、相手は警戒心もなく心を開いて相手の話を聞く体制がとれます。何事にも決して慌てることはありません。十分な自分の力を発揮できる環境が笑顔だってこと理解頂けたでしょうか?
お子さんの親であるあなた。会社の経営者である皆さん。伸び伸びと育てる秘訣です。今までにない業績を上げる絶好のチャンスです。「よしやるぞ!」と思わせる秘訣はそうした貴方の力(笑顔)ひとつだと思ってください。 まして友達や結婚を前提とした初対面でのあなたの行動に一番大切なことが笑顔だってことも理解頂けたと思います。
誠意も好意も愛情も、最初は焦らず笑顔に添えて相手と接することです。挨拶の重要性、笑顔の大切さに多く触れましたが、次はその事例をいくつか紹介してみましょう。(つづく)

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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岡部俊雄

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