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 笑 顔 6

みなさんはタレントオーデション基準をご存知ですか? 基本的には目の輝きと思って間違いありません。先日テレビのドキュメント番組で「スカウトされる秘訣」なる特番を放送していました。
1人の女性、仮にAさんとしましょう。ひょんなことからAさんの友達Bさんが渋谷で、モデル事務所にスカウトされました。日に日にBさんは雑誌等への露出が増え有名になっていきます。Aさんは、親しかったBさんがスカウトされたんだから、自分にその機会がないはずがないと思いこみ、その日より自分もモデルとしてスカウトされるよう努力を始めました。
洋服は勿論のこと、頭の先から足の先までのコーディネートが始まります。 準備が整うと毎日のように渋谷や六本木を歩いたのです。 来る日も来る日もまったく当たりがありません。
この番組を企画したプロデューサーは、内緒でいくつかのモデル事務所のスカウトに接しこの事実を話します。
すると各スカウトは一様にAさんの存在は目に留まっていたそうです。「では、なぜ声を掛けないのですか?」の質問に不思議と答えは同じだったのです。
あのように可愛く着飾った女性は渋谷や六本木にはたくさんいるそうです。勿論スタイルも大切ですが、一番大切なのは目力だと言うことでした。表情ひとつにしてもそこに添えられるのが自然な目(微笑み)の美しさだと言うのです。Bさんにはそれを感じないと言うのです。
私も仕事がら新人のタレントさんを特に注意して観ています。それは自分の目を確かめる訓練のためです。今でこそトップクラスの女優さんであったりモデルであったりする人は、デビュー時代に私も二重三重丸をつけた人たちばかりです。注目され登場したタレントが自然と影が薄くなる人も私が思う通りでした。
つまり、目が美しいのです。目でお芝居が出来る人たちです。分かりやすい例で言うと「冬のソナタ」の主人公チョン・ユジンを演じたチェ・ジュウが良い見本です。どんなに綺麗に着飾っても魅力を感じないタレントさんもいます。 つまり、溢れ出る魅力を秘めたスターは内面にその輝きを持っていて、それがまず最初に目に表れているということです。
二流芸能事務所は別として、さすがに一流芸能事務所のスカウトマンの目は節穴ではありませんでしたね。こんな時代ですからかっこいいとか美女美男でなくとも脇役として輝いているタレントさんも勿論います。
ところが、心の持ち方を間違えたタレントは一人ずつ姿を消していっていることも事実です。目に表れる心の姿は間違いなくその人の本性を映し出しているからでしょうね。(つづく)

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
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