幸せ探しの部屋

どんなときでも、相手に与える影響というものは大切です。　結婚前は一生懸命努めていた笑顔も一緒に生活し慣れていく中で失われていく笑顔。　疲れているんだから・・・とか、言い訳だけが先行して夫婦の間に空虚さが漂ってくる。　これ等は自分勝手以外ないのです。　分かっていても態度が冷やかになる。「分かる」のコーナーで説明しましたが、分かっていない人たちの言い訳オンパレードなんですね。
人間が正直で素直なときにのみ笑顔が表情に表れるということは、神様に与えられる最大のご褒美と思って良いでしょう。　それが証拠には無理に繕う笑顔は必ずひび割れがやって来ます。　優しさとか思いやりといった人間が最も大切なところにそっと神様が添えてくれるように思います。
ですから、自分が気分の良いときはまあまあ！　怖いですよねこういう人は。　簡単に笑顔ですべて上手くいくように思う人がいるかも知れませんが、これはあくまでも心の修行が出来ているいないで大きく左右されます。つまり神様は見ているってことかな？
うちの家内はⅠ日話す時間がなく夜遅くにやっと会え、さあ寝ようかと床に就くとまだ入浴前の家内は暫くベットに横たわり、どことなくくっついて来て離れません。　「明日早いんだから早くお風呂に入りな！」と促しても動きません。　コミュニケーションが足りない・・・と甘えています。　そんなときいつも「ああ！私の負けだな」って思うのです。
コミュニケーションが足りないとくっついている間、今日こんなことがあったあんなことがあったとまるで速射砲のようにたたみ掛けてきますが、その表情は安堵に満ちた笑顔が添えられています。
一番大切なことを今もって家内から学んでいるように思いますが、夫婦が一緒に生活するってそう言うことだと思いますね。　名古屋の最終バスでの帰りに、あの老夫婦が示してくれた笑顔が思い出されますが、笑顔はときとして相手に安らぎや安心を与える。　特に人間関係でこの笑顔のキャッチボールこそ何よりも大切なことだということを理解し、あなたなりの心からの微笑みを身につけてください。
言葉の通じない外国で何がなくても通じるのがその笑顔です。　日本人は諸外国と比べると意外と笑顔は苦手のようですが、時代もどんどん変わっていきます。　あなたにしか表現することの出来ない笑顔に遭って、人は心を開きます。　人と会ってただ話が出来れば良いのではありません。
想い出づくりの名人はきっと笑顔の作り方が上手いんだと思いますよ。（つづく）

■　人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
■　【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。（毎日掲載しています）