幸せ探しの部屋

昔に比べると子供の出生率が大きく下がったと報道されています。　確かに小学校や中学校は全国でどれだけ廃校になったか知れません。　あなたの母校は健在ですか？
「小中高と全て母校は姿を消してしまいました」、なんて人も珍しくありません。寂しい話ですね。私の場合、廃校にはならずに、すべてその学校は存在するのですが、建て替えてしまい、新しくなったその校舎にはまったく面影すらありません。まして500mほど移転したりすると、それはもう自分が卒業した学校というイメージも無くなってしまいます。
それが、廃校になんかなれば言いつくせない寂しさでしょうね。先日、あるご縁で都内の小学校の校長先生にお会いしました。初対面なので、緊張やら堅さからか話はぎこちなかったのですが、先生はなんとたまたま私と同じ小学校に３年間ほど学んでいたんだそうです。
それを聞いただけで不思議な親近感が湧いてきて、請け負った仕事はすごい熱の入れようでした。少しだけの母校の話なのにその盛り上がりは興奮すら覚えました。少子化の原因にはいろいろ原因がありますが、そのひとつは何と言っても女性が社会に出て活躍しているという点だそうです。
世の中が便利になり、生活様式の変化も合わせ、自立している女性が増えたのが原因らしいですね。もうひとつの理由は、仮に結婚するにしても晩婚ということで一人っ子が多いとか。多くてもせいぜい二人。そしてもう一つの理由が生活苦です。
まだまだ理由はあるのでしょうが、こうしてみると昔は凄かったですね。このシリーズの冒頭でもお話しましたが、昔の母親は本当に尊敬するというか頭が下がります。現在デパート等で売っている美味しそうな惣菜の殆どを母は美味しく作ってくれました。着物や洋服、セーターの類までも全て手作りです。
考えてみれば最近は愛情が伝わらない訳が良く分かります。そして、容易く手に入る様々な情報に踊らされ、頭でっかちの中に欲求不満が加わり理想と現実を履き違えてしまっています。サイトで簡単に出会える情報の中で、どうして愛情のある生活が築けるんだろうかと危惧することしばしばです。
家庭を持つ、家庭を築くということは素晴らしいことです。愛する二人の間に子供が出来たら分かります。なんて我が子は可愛いのだろうと理屈抜きの愛情が芽生えるからです。それなのに、我が子への虐待や放置、考えられない事件のニュースが毎日のように飛び込んできます。
勇気をもって、愛する人と家族ということで真剣に話をしてみてください。家族ほど素晴らしいものはありません。次回は家族と会社についてお話しましょう。

■　人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
■　【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。（毎日掲載しています）