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 少子化 10

経営者のみなさんも、社会的責任と言うのであれば、まず社員を大切にすることです。社員が幸せであれば経営者の責任の半分は果たしたと言って良いでしょう。幸せ感を持った従業員とともに後の半分を社会貢献にその力を注ぐのです。
会社が一丸となって団結することほど強いものはないと思いませんか?社会貢献を、経営者が俺の功績などと思っていたら大きな間違いです。社員全員が頑張ってくれたからとの気持が社員に伝わったらどうでしょうか?またそうした会社なら、まず社長が先に社員に対して感謝の意を表すはずです。それが人間なんです。
人の心ほど大きな力を発揮するものはありません。その心を動かそうとする時に一番影響するのが、「笑顔」であったり、「挨拶」であり「ものの考え方」なのです。
最近、お隣りの中国の経済が大きく躍進していることは周知の通りです。しかし、ここで国民性の違いを見ることもできます。中国の若者は、裕福な生活をするために本当によく勉強し頑張っています。特にここまで広まったIT産業に対する考え方捉え方が実に顕著です。ただ、驚くことは、仮にAさんが調べに調べた結果、待遇の良いT社に入社したとします。ところがです、V社はもっと条件が良いとなると何のてらいもなくV社に行ってしまうということです。
これは、中国に進出した日本企業の人事担当者が嘆いていた現実です。悪いとは言いません。しかし、仕事はロボットがするのではなく、人間がするのだとすれば、この考え方が通用すると大変な事態が待っていると言って良いでしょう。勝つか負けるかのときに、そうした人は決して戦士に成り得ないからです。
想像もつかない数字を動かすIT関連の会社があっても、地に足付けて歩く会社の方が殆どです。目新しいことに羨ましがったりする必要は決してありません。社会的に必要とされている衣・食・住を基本に自信を持って歩いて欲しい会社はたくさんあります。
時代や仕組みがどんなに変わっても、人間の心を取り除いた行動はとれないのです。焦る必要も慌てる必要もありません。自身が努力をし、学んできた事柄を信じ、それを後半で支えてくれるのが伴侶だと思ってください。伴侶の仕事内容を知らなくとも勤まります。自営業のように一緒に行動する場合は、当然付き合った頃にその感触は掴んで決めたはずです。
心を動かし、心が動いて初めて道が開ける訳だから、上下(うえした)関係なく相手の心を大切にしてあげてください。(つづく)

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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