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  「分かる」の定義

相手を幸せにしてあげたら自分も幸せになれる。
幸せになれるんですから「奥さんを大切にしていますか?」「ご主人を大切にしてあげていますか?」と多くのご夫妻それぞれにこんな質問を投げかけたことがありました。 これがまた驚くほどに本当にいろんな意見ばかりでした。 そして、決まってここで大切に出来ていないそれぞれの意見や感想は言い訳ばかりでした。
基本的なことですが何が足りないかは明白です。 つまりどちらにも「感謝の気持ち」が隠れん坊しているということです。 恋愛のときのあのどきどき感やときめきが無くなったときに襲ってくる「慣れ」がその原因です。 結構怖いですよそれは。
厳粛な結婚式で誓い合った二人。 一体何を誓い合ったのでしょうと聞いてみたいですね。 誰もが言い訳のしようがないでしょうね! 想像以上に襲ってくるその現実は二人にとってとても重たいものです。 我慢していたかのようにもう隠しきれないお互いの性格や感情がひとつまたひとつと顔を出し始める。 当初は見たこともない夫の顔、妻の顔がそこにある。 疲れて帰った夫も機嫌の良い態度を示すことができなくなり、分かっていても「ああ!疲れた!」だけが前面に。 「私だって家でいっぱいやることがあるんだから!」とか、それぞれが自己主張を始める。 言葉に終結がなく家庭内の空気も自然とおかしくなっていく。 結婚生活が長くなれば長くなるだけ予想もしなかった様々なことが発生するのです。 「苦しいときこそ笑顔で」と言いますが、本当は笑顔の世界に争いや夫婦喧嘩などは起きないのです。 「分かっているんだけどそれが出来ないでいるんだ」なんて会話もときたま耳にしますよね。 「言い訳をしなさんな!」と言いたい。 分かっていないから問題が発生するのです。「分かる」という言葉に定義づけてみましょう。 「分かっている」という内容を実践できてこそ「分かっている」と言えるのです。 子供でも理解できる例ですが、「1+1は?」と質問してみましょう。答えは間違いなく2です。 しかし、答えは・・・と聞いたとき、声に出して答えなかったとしたらどうでしょうか。 「馬鹿にするなよ!」と口に出して言わない人がいます。 本当に2と分かっているのだと思いたいですが、万にひとつでも「3」とか「5」と答えたらどうでしょう? 確かにその人は知っているのかも知れません。 でも今は簡単に1とか2でしたが、これが1000等々になったらどうでしょうか? 計算の話をしているのではありません。 道路に落ちているごみは拾った方が良いことはみなさん知っているはずです。 しかし、拾わない人の方が多くないですか? 分かっているならそれを実践できてこそ「分かっている」と言えるのです。
誰もがお釈迦様ではないので、いくらそう言っても実践できずに苦しんでいる人がどれほど多いか知れません。 やらなければいけないことは分かっているはずなんです。 でも出来ていない。 例えば、学校の先生が、裁判官が、政治家が、僧侶が、それぞれにみな正しい家庭生活の中で夫婦円満に過ごしているのでしょうか? そうでない事例を私はたくさん知っています。
師と崇めたてまつられるそういう皆さんでさえ夫婦となると大きな悩みや問題を抱えているのです。(勿論、中には円満に過ごしている人たちもいます) 問題の原因は何だと思いますか? 答えは人間だからです。 どうすることが大切かを理解し実践できたみなさんが幸せになっているのです。
分かっていることを実践できることほど強い愛情はないでしょうね!

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岡部俊雄

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