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 親の愛に育まれ 1

理想的な結婚をする秘訣の中に、決して他力本願ではなく自分が決めた目標(夢)に向かって諦めずにやり抜くことだと説いて参りました。周りを見ても分かるように、幼稚園の頃好きだった事柄と小学校の頃の事柄、そして中学高校とその内容が異なることは少しも珍しいことではありません。
幼稚園の頃から通っていたスケート場での練習が、いつしか大きな大会にその目が向いて結果生涯スケートに関わっていったなんて話も実際にある訳で、一概にそれらは定まるものではないのです。
こんなエピソードがありました。小中とバレー部に入り一生懸命頑張ったけど、なかなか上手くいかないと同時にいじめに遭ったりで退部。ひょんなことで高校からは書道部に入部。良き友、良き師とも巡り合えて学校対抗全国三連覇を成し遂げた女子高生の話です。
彼女は進学せず書道の用具関係の販売店に就職が決まりました。書道を通し、先生から教わった大切なことを胸に将来もその心を大切に生きたいと抱負を語っていた彼女は実に輝いていました。
高校くらいで進路が決まる人がいるかと思えば、社会に出て転職転職を繰り返し、やっと自分の進むめき道が見えたって例は五万とあります。見つかった人はまだ良い方です。
実際に現在勤めている職場が本当に自分に合った職場かどうかなどまだ分からない場合だってある訳で、四十五十にしてやっとそこに辿りついた例もあります。
しかし、そこには不思議な現象や影響が絡んでいることも見逃せません。それが家庭環境であり子供時代の親の影響です。どんな人間にも駄目な人間はいないのです。しかし、それは生れて3歳くらいまでの親の影響とその後の環境にあると言っても過言ではありません。
児童心理学の様々な著書に目を通しても、本当に3歳くらいまでが勝負だと説かれています。これは柔らかい頭脳を元に分析されているんでしょうね。その後は、山登りが大好きな父親、絵が大好きな母親、料理が好き昆虫が好き、お芝居が好きと親の趣味から受ける影響も大きなものがあります。
自分の職業は決して子に継いで欲しくないと思いながら、結局五十歳を越えた息子が父の仕事を継いでいたなんて例もあります。遺伝子のひとつと言われればそうかも知れません。
ただこれらは将来の職業について語ったに過ぎず、ものの考え方や性格、つまり人間性なるものは親の背中を見て育つという事実と、いかに親に愛情が有ったか無頓着であったかで大きな差が生じるのです。
だからと言って人間は煮た豆ではありません。しっかりとした心の持ち方で理想に向かうことは可能だと言うことを忘れずにいてください。(つづく)

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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