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 幸せくれた引換券

手作りのチョコレートを渡すことが出来ましたか?おめでとう!
あえて手作りと言ったのは、この時期になるとバレンタイン商戦としてチョコレートどころか、高級カバンやネクタイ、ネックレス等々、聖人バレンタインの伝説とはかけ離れたところにその形が顔を覗かせます。
私が「婚活のススメ」の中でこうして紹介するのは大きな理由があります。つまり「手作り」、心です。
相手を思い、自らのこころを添えて決して他の人と同じ真似でないところに評価を求めたいのです。
私は自分の誕生日に子供から素晴らしいプレゼントに涙したことを覚えています。やっと覚えた文字で、何枚かのチケットが作られ、そこにはいろいろな引換券があったのです。「肩たたき1回券」「玄関の靴そろえ券」「お買いものお手伝い券」と。当時見たことのないチケットに感動のあまり興奮し涙がこぼれたことが思い出されます。
これが原点ではないでしょうか!? これほど心を打った贈りものを他には知りません。
私は雪国育ちですから痛いほど分かるのですが、1980年頃からだったでしょうか?年末大売り出しの景品に「雪下ろし券」が登場しました。これはある商店街のみなさんが、その券と引き換えに屋根の雪下ろしをしてあげるというものです。
今年も一晩に2mも積雪があったと報じられていましたが、私が子供の頃はそれが普通だったように思います。雪は音もなく積ります。前夜、家の前に駐車していた車が朝になるとすっぽり雪の中に埋ってしまうなんてことは決して珍しい光景ではなかったのです。雪下ろしをしないと、家は雪の重さで押しつぶされてしまいます。経験がないと分かりませんが、この作業はお年寄りには大変な苦しみであり生命すら危ういものなのです。
若手のいる家庭の人がその券を当てると若者の居ない家庭に譲りました。「老人夫婦の家に暖かいプレゼント」、暖かいニュースは県内にも届いたのです。寒い雪国にほのぼのと暖かい話題でした。
相手に贈るものを考えるときに、何か考えさせられるものがありますね。とっても地味な感がありますが、どんなに高価な贈り物よりも価値があると思いませんか?
子供が親の喜びを自分の喜びとする。味気ない世の中と言われている小さな社会にも、心が通うアイデアがあるんですね。どうでしょう!大好きな人に贈る内容は、やっぱり貴方自身が考えた心を贈ることが一番ではないでしょうか?便乗することも楽しいかも知れません。それはただ真似にしか過ぎないのです。
きっとその贈りもので、「ああ!この人を選んで良かった」と言ってもらえるような、あなただけの心が必ずあるはずだから・・・!

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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岡部俊雄

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