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 國母和宏 反省してま~す

こんなに反響があるとは思わなかった。スノーボード・ハーフパイプ男子代表國母和宏(21)=東海大=が思わぬ反響の中でバンクーバー五輪本番を迎えた。私の知っている人の多くは、今回の大会について、間違ってもメダルを獲ってはならないと言っていた。
結論は、いくら日本選手団・橋本聖子団長の「大岡裁き」で出場が決まったとは言え、18日の競技でメダルを獲ることは本人のためにならないと言うことだった。
若いときは想像もしない失敗があるものだ。しかし、今回の事件は起こるべくして起きたのだ。少しくらい上手になり、回数を重ねるごとに記録を伸ばしたからと言って大切な忘れものをしていることに気づいていなかった。だから、指摘されても何が問題なのか本人はおそらく今だ納得していないだろう。
自由奔放であることはときに素晴らしいことだと思う。若いのだから冒険も大切だ。個人参加でしかも実費にての費用で行動するのに何の問題も無い。だが、今回の場合は何故国会でまで問題になったかを深く考える必要がある。
全世界が注目しているオリンピックに国を代表して参加しているという事実だ。スポーツも教育の一環であることは言うまでもない。それすら認識していないことに国民の多くは驚きとともに抗議となったのだ。
抗議されたから謝罪をする。つまり、仕方なく口で謝った形をとっているにすぎないのだ。
指導者は、毅然とした態度で教育指導できないとしたら、半分はそうした関係者の責任と言って良い。コーチが、監督が指導をせずとも、このくらいの常識は知っている若者の方が多くあって欲しい。
こうした問題がクローズアップされている最中に、改めてこんな記事もあった。それは、西武球団で今季から活躍するであろう甲子園の星「菊池雄星」と元巨人軍のエース「桑田真澄」氏の対談である。
菊池雄星はまだ18歳だ。決して優等生として行動しているとは思わない。つまり、野球に取り組もうとする姿勢だ。詳しくは次回にその内容を抜粋して紹介したいと思うが、雄星じしんから「フォーム・球種・心構え」を尊敬する甲子園の星大先輩にぶつけたのだ。
ここだけでも学ぼうとする姿が明確である。逆に、出来るだけ遊びなさいとまで桑田氏に助言されている。
心の持ち方はそのまま人間を成長させる。一般的にいう「常識」ってやつです。これは決して他人事ではありません。國母選手にも素晴らしいところは沢山あるはず。もっと大人が責任に対して自信をもって正面からぶつかるべきではないだろうか?(つづく)

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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