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 社会に飛び出す若者たちへ 5

当時私は彼を昭和の藤吉郎(豊臣秀吉)と思ったほどです。
人間というのは無限大だと思いましたね。「やれないのではなくやらないだけだ!」と自身を叱咤できる若者は何人いるでしょうか?
つい最近のドキュメント(テレビ)で心を打たれた若者に出会いました。ちらっと見た画面でしたが、結局3時間テレビに釘づけとなりました。
「27歳元ヤンキー美人妻奮闘記」がそのタイトルですが、4男3女9人の大家族。「私にはなかった家族との楽しい思い出をつくってあげたい・・・生後二カ月で両親は離婚、中学一年で父親と死別。孤独な壮絶人生を語ってくれました。育ての親の祖母のがんで初めて見せた涙。日本人が忘れつつある家族の絆がここにあると番組欄に書いてありましたが、まさにその通り。
どう見ても子供は1人くらいにしか見えない若いママ。7人の子供たちを見守るその眼差しこそ天使のようでした。夫は家族の為に片道300kmもの通勤。「大丈夫、絶対幸せにしてやるから!」「ありがとう!」この短い若夫婦の会話に涙がこぼれました。
家族が欲しい!温かい家族がいい!子供たちの笑顔に囲まれて生活したい!、驚いたことに元ヤンキーの面影などどこにもありません。怒鳴って子育てをする場面がないのです。心は子供に通じるんだということを教えてくれます。小学校二年生の二男の絵は家族の大木でした、ママは「この真ん中にいるのがあんた(夫)だね!家族を守っている絵だね・・・・」としみじみ口を開きます
今の話ですから、仕事がない・・・と考え込むシーンもありましたが、このような二人にこそ仕事を与える世の中でなければならないと思いましたね。理屈や好き嫌いでわがままが通る世の中であってはならない。子供たちを立派に育てるんだとする元ヤンキーママこそ日本の宝に思います。
入社する前からここは嫌だあれが良い!本当にしっかりした企業は覇気のない人間は選びません。積極的に雑巾を持つくらいな人材が欲しいのです。いくらの給料でなければ嫌だ?まだ実績の無い者がこれですからどんどん企業が衰退するのも分かります。
ここで学んで、将来この仕事で自分の城を建てるくらいな気概を持ってことに当たって欲しいと思う。嫌なことを買ってでもやり抜くようでないと会社の役になど立たない。(つづく)

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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