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 心の詩 (童謡) 19

波浮の港   作詞 野口雨情 作曲 中山晋平

磯の鵜の鳥ゃ 日暮れにゃ帰る
波浮の港にゃ 夕焼け小焼け
明日の日和はヤレホンニサ なぎるやら

船もせかれりゃ 出船の仕度
島の娘たちゃ 御神火暮らし
なじょな心で ヤレホンニサいるのやら

島で暮らすにゃ 乏しゅうてならぬ
伊豆の伊東とは 郵便だより
下田港とは ヤレホンニサ風だより

風は潮風 御神火おろし
島の娘たあちゃ 出船の時にゃ
船のもと網 ヤレホンニサ泣いて解く

磯の鵜の鳥ゃ 沖から磯へ
泣いて送らにゃ 出船もにぶる
明日も日和で ヤレホンニサなぎるやら

勿論これは童謡ではない。おそらく新民謡とでも言うのでしょうか流行歌の始まりだったかも知れません。
中学1年の学園祭で先輩が歌った「波浮の港」。当時はすぐに歌えるようになったことを覚えています。
作者を見て分かるようにどこか童謡の劇中劇にも似た作品ですね。歌謡曲の変遷に欠かすことのできない名作でしょう。(つづく)

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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