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 心の詩 (童謡) 

探しています「大きな古時計」の歌詞

平成3年に私は素晴らしい仲間たちとイギリスへ「妖精」に会うために出発(でか)けました。
地域振興事業の一環として「妖精の里」づくりを提案した私にNHKエンタープライズのスタッフや井村君江先生は快く協力してくださり、最初の訪問地コンウォールのマラザイアンに泊った日のことでした。
ある老人がダーラム州にあるホテルの話を聞かせてくれました。 そのホテルはジョージホテルと言って確かジョキンズ兄弟が所有していたんだそうですが、その兄弟の仲の良いことは有名で町の人たちにも人望があり人づきあいの素晴らしい兄弟であったようです。
このホテルには2mもの古時計がわざわざ目立つロビーに置いてあったそうです。しかもその古時計は動いていないのです。
勿論以前は正確に動いていたんだそうですが、ジョキンズ兄弟の弟さんが病気で倒れそのまま亡くなってから何とその時計は少しずつ遅れはじめたそうです。常連のお客様も仕事で出発するときの頼みの綱でしたがその遅れには相当驚いたそうです。
そして弟の葬儀が済むころになると、修理屋さんが注意して管理していたにも関わらずついには1日15分も遅れるようになってしまいました。
弟の死から1年以上経ったある日、弟の後を追うように今度はジョキンズ兄弟の兄が亡くなりました。彼の死を聞きつけてロビーに集まった友人たちは騒然としたそうです。それは、なんとその古時計は11:05で止まっており、大きな振り子もまったく動かなくなっていたからです。11:05というのは亡くなった兄の同じ時刻でした。
このエピソードが歌になり「大きな古時計」は多くの人々に感動を与えていったのだそうです。
妖精探しの旅の途中だっただけにあの感動は今でも忘れません。お話をしてくれた老人にその夜すてきなマグカップを頂きました。
明日は6月10日「時の記念日」です。どなたかこの「大きな古時計」の翻訳されたそのままの詞をご存知でしたら教えてください。日本で歌われている詞はそれに近いのかも知れませんが、翻訳された内容に出会ってみたいのです。

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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岡部俊雄

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